心は繋がっているから２

Episode68 ページ31

カイラ「隣にいる人間、逃げてもいいのだぞ」

偉そうに、何なんだよ。
さっきのを見ておいてこんな事言うなんて私には考えられない。

ツナギ「生憎ですが、一人で逃げる気は無いに決まってるじゃないですか」

カイラ「そうか、ならいい。この妖魔界の王に楯突いたことを後悔せよ」

強い口調で言うと剣をもち、こちらに襲いかかってきた。

雪「私の事も忘れないで欲しいわね！」

次の瞬間、雪がカイラの後ろに回り込んでいたのに気がつく。

雪「はあぁ！」

雪はカイラに向かって思いっきり結晶石を投げつける。

カイラは慌てて後ろに振り返って、結晶石を跳ね返した。

ツナギ「ありがとう、雪」

雪「こちらこそ」

もう、バレても仕方がない。
記憶を消せばバレても問題ないはずだし、大丈夫だ。

ツナギ「ニャー！」

全身に力を込め、コマツナギの姿になった。

コマツナギ「今から、楽しいバトルタイム！カイラさん、あなたの記憶、消させていただきます！！！」

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