第99話 ページ9
貴方side
一人で地下二階をうろつくこと30分前後。後ろから走ってくる足音が聞こえてきた
貴:誰だ。
コ:ほれみろ！やっぱマスターやんけ！！
鬱:ほんまやん、マスターよぉこんな所に一人でおれたな。僕無理やわ。
そう言いながらあたりを警戒する鬱とそんな鬱を呆れ混じりの瞳で眺めているコネシマに声をかける
貴:上は終わったのか。
コ:地上階は終わった。トリガーの二人が床に穴ぶち開けよって、他のメンバーは地下一階攻略中や。
貴:ワクチンデータは。
鬱:なかった。あるとしたら下とちゃうかなって事でシッマと降りてきてん。
コ:お前クソほど嫌がっとったけどな。
鬱:当たり前じゃい！！非戦闘員なんじゃこちとらぁ！！！ちゃんと守って！！！
コ:うるせぇよwww
よくもまぁこんなところで騒げるものだな。と思っていれば突如鬱が消音機のついた拳銃を構えて撃った
ドサリと倒れる音が後ろでした。どうやら敵が来ていたらしい
貴:非戦闘員なんじゃなかったのか。
鬱:まぁ、一応？
一応、か。こんなやつでもしっかり元軍人というわけだ。騒がなければもっと良いのだがな
コ:マスター、手分けするか？それともついてくか？
貴:どちらでもいい。好きにしろ。
鬱:じゃあついて「コ:いかねぇよw！手分けじゃい！！こいっww！！」くっそ！！マスターの側の方が絶対安全やのにぃ！！！
ガシッとコネシマに後ろの襟首を掴まれて引きずられていく情けのない男、鬱
先程、一瞬見せた獣のような瞳は見間違いか、、、それとも牙を隠すのが上手いのか
後者であるような気がしてならんな
というか、あんなに騒いでいて大丈夫なのか？消音機をつけている意味なくないか？
全くもって読めない奴らだ
はぁ、とため息を吐き捨てて再び進み始める。足元に転がっているゾンビは綺麗に額が撃ち抜かれていた
ここまでエイムがいい非戦闘員がいてたまるか
そんな事を思いつつもひたすら部屋を見て回り、パソコン類を見つけては
手持ちのバッテリーで電源をつけて中身を確認するが非人道的な研究データばかり出てくる
ゴミばかりなのだから、もちろん全て壊しておく
パソコンを持ち上げて床に叩きつける作業は面倒だが、悪用されればそれこそ後が面倒だ
別にストレス発散で投げているわけではないし、音に気がついてやってきたコネシマに向かって投げたのも
手が滑ってしまったからであって、声がでかくてうるさかったから。などとは
微塵も思っていない
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ゆき - 我らが総統閣下殿。作者さん、素晴らしい作品ありがとうございます！ (1月5日 18時) (
レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 総統閣下、生きてて欲しいッピ…ワンチャン……とか思ってたら最後の最後に！きちゃぁぁぁ！しかも滅茶苦茶元気やないかい！！俺らの涙を返せええええ！(号泣)(歓喜)主人である事も認めちゃってまあ…(親目線)「我々は荒廃と瓦礫の中から再び軍旗が立ち上がるだろう！」 (12月2日 10時) (レス) @page28 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？ (7月11日 18時) (レス) @page29 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - grさん生きててほしいなぁと思ってたら生きててマジで嬉し泣きしました！部屋でガチ叫びしました！素敵なお話ありがとうございました(´；ω；`) (2023年3月14日 21時) (レス) @page29 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後にgrさんきて「ｳﾜｱｱｱｱｱ!!!」ってなってました。素敵な作品をありがとうございます!! (2022年11月19日 21時) (レス) id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月13日 19時
