第101話 ページ11
貴方side
穴を開けた部屋は物置のような部屋のようで、多くの机や椅子が積まれて置かれていた
開け放たれたドアの向こう側からは何故か光が入ってきている
どうやら地下三階のみ電気がまだ生きているようだ
暗視ゴーグルを外し廊下へ出る。廊下が二階より少し広く設計されている
大型の何かを行き来させていたのだろうか。壁や床には所々に赤黒い液体かこべりついており
それと同様に何かの爪が当たったかのような大きな引っ掻き痕が残っていた
貴:わかりやすく何かいますよ。と言われているような気分だな。
ショ:うーわ。
ゾ:あの二人大丈夫なんかな。
貴:心配するな。裏社会に生きるマフィアだ、引き際くらいは心得ているだろう。
鬱:ここ手分けすんの怖ない？？
コ:そうはいうても、そんな時間あるかもわからんで。いつ向こうさんが来るかもわからんのや。
貴:その通りだ。あまり時間はかけていられない。危なくなれば即退避でいい。
俺は保管庫を探す。貴様らは敵の数を減らしつつワクチンデータを探せ。
行け。と目線で言ってやれば今度は皆無言で散開していった。状況判断が上手くて結構だ
さて、俺も早く保管庫を探さなければ。既製品を壊しておかんことには話にならん
5分ほど早歩きで廊下を歩き回り、保管庫らしい場所を探していると
壊れた頑丈そうな扉の向こう側に大量の既製品を発見。ここが保管庫で間違い無いだろう
凍らすより燃やした方が良さそうだが、、、火魔法はあまり得意ではなく
出来るだけ絞ったが部屋全体を黒焦げにしてしまった。でもまぁ、、ちょっと焦げただけだから、いいか
焦げ臭いのがどうにも嫌なので部屋を氷の分厚い壁で閉じて、一息ついたところで振り返った
その先に四足歩行の2.5mほどありそうなぱっと見やばいやつがいた
前足には大きな鉤爪、後ろ足は人の足のよう。元がなんであったかはそこから想像はつくが
口に研究者とおぼしき者の亡骸をくわえているのは、、、正直言って気持ちが悪い
これはあれか？熊と同様の反応をすればいいのか？ゆっくり後ろにさがれとでも？
後ろはさっき塞いだんだよ
俺がな
ただ見つめ合う事10数秒、唐突に目の前のバケモノが死体をぶん投げ大きく叫び声を上げた
そして一瞬で視界から消えたかと思うと真上から飛びかかって来た
これには流石に驚いて咄嗟に前転しそこから身体強化の魔法を使い思い切り走る
こういうのは俺の仕事じゃ無いんだがな
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ゆき - 我らが総統閣下殿。作者さん、素晴らしい作品ありがとうございます！ (1月5日 18時) (
レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 総統閣下、生きてて欲しいッピ…ワンチャン……とか思ってたら最後の最後に！きちゃぁぁぁ！しかも滅茶苦茶元気やないかい！！俺らの涙を返せええええ！(号泣)(歓喜)主人である事も認めちゃってまあ…(親目線)「我々は荒廃と瓦礫の中から再び軍旗が立ち上がるだろう！」 (12月2日 10時) (レス) @page28 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？ (7月11日 18時) (レス) @page29 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - grさん生きててほしいなぁと思ってたら生きててマジで嬉し泣きしました！部屋でガチ叫びしました！素敵なお話ありがとうございました(´；ω；`) (2023年3月14日 21時) (レス) @page29 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後にgrさんきて「ｳﾜｱｱｱｱｱ!!!」ってなってました。素敵な作品をありがとうございます!! (2022年11月19日 21時) (レス) id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月13日 19時
