第91話 ページ1
貴方side
一日中寝ているような状況になったのは久しぶりだ。何年もこんな事はなかった
誰も他に仕事をしてくれないのだから、自分でやるしかない。だから体調を崩すなど論外だった
魔法を連発して使うこともなかった。日常的に使う魔法なんぞいくらつかっても身体にダメージは無い
故に魔力酔いなど、幼少時になった時以来な気がする。心理的な頭痛ならよくあったが
今日のような、目覚めてからもベッドから降りないような日はなかったわけだ
別に身体に問題があるわけではないのだが、起きてまたすぐ眠ってしまった俺をみて
なにやら危機感を覚えたらしい奴らに今日は寝ていろと駄々をこねられているのだ
意味がわからない
書類仕事は確認しなければいけないものはベッドの上でもできる、故にベッドにいても問題は確かにない
だがこうも気を使われると気持ちが悪い。なにを企んでいるのやらと思ってしまうわけだ
貴:ゾム、何故ずっとそばにいる。
ゾ:倒れたら怖いやん。
貴:体調に問題はないと言っているだろう。
ゾ:でもバッターン！とか行かれたら怖いし。
貴:、、、おい、トントン。
ト:わいも同意見やでマスター。
貴:オスマン。
オ:止めてない時点でお察しやん。
チッと盛大に舌打ちをするとクスクスと笑う犬どもに全力で引くがもうどうにもならんと察してため息を吐く
貴:もういい、、トリガーの連中はどうしてる。
ト:客室で3人ともまだ寝てますねぇ。女の人は用事があるって出て行きはりました。
貴:そうか。
ゾ:今日は別に普通の仕事しかないんやろ？せやったら休んどってや。
貴:、、、はぁ、何かしようとしても物理的に邪魔をするんだろう？迷惑な話だ。
寝てろと言うならせめて騒ぐな。明日は二つ目の施設を破壊しに行く。ついてくるメンバーを決めておけ。
それだけ言うと見終わった書類をゾムの顔面に叩きつけるように押しつけ横になる
眠たいわけではないが、寝ようと思えば寝られる状態ではあるので静かに瞼をおろした
するとどういうわけか視線がする。なんなんだ、なにがしたいんだこいつは
そんな事を思い若干イライラしていれば不意に胸に頭が乗った感覚がした
なにをしてる？
今度はわけがわからなくなって？の宇宙空間に思考回路が飛びかける
暫くの間、ゾムはそのまま動かず。動き出したと思えば一言
「今度は絶対護るんや」
と言葉を落として離れていった。本当に、子供のような男だと何度でも思わされるな
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ゆき - 我らが総統閣下殿。作者さん、素晴らしい作品ありがとうございます！ (1月5日 18時) (
レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 総統閣下、生きてて欲しいッピ…ワンチャン……とか思ってたら最後の最後に！きちゃぁぁぁ！しかも滅茶苦茶元気やないかい！！俺らの涙を返せええええ！(号泣)(歓喜)主人である事も認めちゃってまあ…(親目線)「我々は荒廃と瓦礫の中から再び軍旗が立ち上がるだろう！」 (12月2日 10時) (レス) @page28 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？ (7月11日 18時) (レス) @page29 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
春千瑠 - grさん生きててほしいなぁと思ってたら生きててマジで嬉し泣きしました！部屋でガチ叫びしました！素敵なお話ありがとうございました(´；ω；`) (2023年3月14日 21時) (レス) @page29 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
レモンライム(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後にgrさんきて「ｳﾜｱｱｱｱｱ!!!」ってなってました。素敵な作品をありがとうございます!! (2022年11月19日 21時) (レス) id: 5624762f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月13日 19時
