第五十五話 ページ10
貴方side
夜の街を手分けして見回りする軍の人間を上から眺めながら初めて全体を見た
そこそこ大きい国だ
軍基地の周りは森になってて多分あの森の木は全部魔法植物なんだと思う
街は綺麗で、所々に魔道具が見られる。本当に不思議なほど魔法が当たり前みたいにある
魔道士も普通の人間も助け合って生きてるこの国の調和を図っているのはアイツらで
ちょっとおかしくて変なあいつらがこの世界を変えてくれそうで、少し笑ってしまう
貴:神剣使いが集まったのって、運命だったりすんのかなぁ。ねぇ、師匠。
風に揺れる浅葱色のリボンに手を当ててそんなことを呟いた瞬間
インカムから声が聞こえてきた
「「こちらF班！！街に魔道士を発見、職質したら爆速で逃げ出したため追っています！！
「ショ:下手に追いかけんな。仕掛けてこんのやったら逃しっとってええ。
「「了解です！！
こんな時間に魔道士ねぇ
F班らしき集団がピタッと止まったのが見えたから、追われていた影を勝手に追いかける
杖を持ってるから魔道士で間違いないんだろうけど、そんなに強くなさそーじゃね？
貴:なぁ、なぁにしてんのw？
ばぁ！っていきなり目の前に飛び出してそう言ってやったら、相手は2、3歩後ろに下がる
「お前は、、、黒魔道士A！？
貴:名乗んなくていいのは楽だけど、さんをつけなよ、さんをさぁw
杖を起こす必要もなさそうだなーって思って適当に風を起こして軽く吹き飛ばしてやる
「ぐうっ！！杖なしでこの威力！？馬鹿げてるにも程がある！！
貴:この程度で驚いてるとこ見るに、軍人ではないんだね。まぁ、お前がなんであれ
今は俺のただのおもちゃだけど。
ふわりと身体を持ち上げて、指をブンブンと振り回せばそれに伴って振り回される身体
貴:どーしたの？防御魔法は？反対魔法も使えないわけ？？こんな時間に街にいたんだから
何かしてたんでしょ？なにしてたか教えてくれたら下ろしてあげてもいいよ？？
ねぇ、どうする？ってクスクス笑いながら問いかけたら返事しない
あれ？って思ってよく見てみたら振り回しすぎて気絶してたやうける
貴:気絶したんだけどwwうけるwwwwちょっと振り回しただけなのに弱すぎwww
あまりのよわっちさに笑いつつ、なにしてたか気になったから記憶をのぞく
そしたら魔法石を使った爆弾をいくつか仕掛けてるのが見えたら仕方なく回収しに行くことにする
ぶっ飛ばれたら困るからね
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
