第八十八話 ページ43
貴方side
紫煙の去った後に渋い残り香がする
風に流されて時期になくなってしまう残り香を追うように気ままに立ち上がって浮き上がる
昇って、昇って、ピタリと止まって十円玉みたいな街を見下ろして息をつく
貴:ちっさ。
無意識に出た言葉は悪態ついた俺の心そのもので、死んでも人は変わらないってのがよくわかる
身体を支えていた魔法をといて、頭から真っ逆さまに落ちていく視界は歪にも綺麗だ
指でカメラを使って、刹那な真逆の世界を脳味噌に焼き込んでみるけど
意味ある？って自問自答
はーあ、って迫る地面に臆することなくため息吐いたら自分で身体浮かす前に身体が勝手にふわりと止まる
そしてゆっくり地面に下ろされて、身体を起こしたら目の前に汗を拭って神剣を持つコネシマがいた
貴:、、なにしてんの？
コ:こっちのセリフだが？？？お前なにやってんねん！！ちゃんと着地せんかい！！
貴:する前にアンタが風入れたんじゃん。
コ:わかった、もうええ。とにかく心臓に悪いことすんなや。死ぬぞ？？
貴:もう一回死にましたー。
コ:今生きとるやろがい！！
貴:はいはい。
うるさいうるさいってしっしっと手を振ってやったら何故か近づいてくるコネシマ
なに？と怪訝に思っていたら、俺の顔をガン見してコネシマは深刻そうに言う
コ:なんやちょっと顔色悪ないか？
貴:別に。
コ:寝過ぎか？？腕だせ。
貴:だせって言う前に掴んでるじゃんwww
なんなのアンタって笑う俺と手首を掴んで親指押し付けるコネシマ
コ:脈はしっかりしとるな。呼吸も別におかしくなさそうやし、、まぁええわ。ほれ、寝るなら部屋行けや。
貴:どこで寝ようが俺の勝手じゃない？別に死にやしないんだからさ。
コ:いや、ワンチャン寝とる間に内ゲバに巻き込まれて死ぬかも知れん。
貴:うーわ。最悪すぎてうけるwww
はいはい、戻りますよー。って部屋に飛んで帰ってシャワー浴びてベットに潜り込んだらすぐ寝た
深い深い眠りの底
夢は見ない
人の気配がして起きたら目の前に鬱の顔があって反射的に首掴んで押し倒してやったらゾムに止められた
鬱:死ぬ死ぬ死ぬ！！あーんたしゅけてぞむぅ！！！
ゾ:んふふふwwwストップストップww！！A！大先生やってw！！
鬱:酷い！起こしにきただけやのにっ！！
貴:起こしに来ただけにしては顔が近すぎて気持ち悪かったんだけど？？
ゾ:ドストレートww
ゲラゲラ笑うゾムと嘘泣きをする大先生がうざくてため息を吐いた
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
