第八十五話 ページ40
貴方side
おかゆの皿を返して、部屋に戻ろうとしたらはらりとリボンが取れて落ちた
拾おうとしゃがんだからするりと逃げるリボン
貴:どうしたの、師匠。
なんて声をかけてみたら、リボンは風なんて殆どないのに飛んでいく
ひ:リボンが！！！勝手に動いた！！！！
貴:はいはい。
ひ:おばけじゃん！！！？？
貴:わかったから落ち着けって。
ひ:なんかの魔法だって言えよ！！！
貴:はいはい、うるさい。
ぎゃーぎゃー騒ぐひとらんらんをガン無視してリボンを追いかけたら好奇心旺盛な奴が数名ついてきた
シ:風殆どないのに、、、こわ。
コ:魔法なんか？？
ゾ:どうなってんの？？
オ:お師匠さん、どこ連れて行く気なんやろな？
グ:楽しみだな！！！
ト:グルさんは仕事戻ってくれへん？？
鬱:シッマシッマ、なんで僕の腕掴んでんの？？なぁ？？？シッマ？？
後ろでグルッペンとトントンが何やら喧嘩をし始めたけど、無視してリボンを追いかけたら
行き着いた先は図書館
もう施錠されてたからチラッとグルッペンをみたらキラキラと瞳を輝かせてOKサインを出したから
パチンッと指を鳴らして解錠
グ:すげぇ！！！解錠魔法阻止の上位魔法かけてんのに開いたゾ！！！
ト:まぁ、、、開けれるやろなぁって思ってた。
オ:Aやからな。
わかってたわかってた。と納得した様子の三人を置いて中に入ったら
机の上に一冊の本が置いてあってその上にリボンもちょこん、と乗っていた
取り敢えず先にリボンを取って髪を結って、次に本を手に取ると本は勝手にめくられ、そして止まった
オ:なにこれ、、、『蘇生魔法について』？
貴:今更どうだっていいよ、師匠。
オスマンが字を読む前に本を閉じて、適当な場所に突っ込んでさっさと図書館を出た
てかこの軍、なんであんな本置いてるわけ？？思いっきり黒魔用なんだけど
まぁ気にしても仕方ないし、別にどうでもいいやって思って部屋に戻った
因みにさっきの本には不可視の魔法かけておいたから、もう誰も読めない
今更どうだっていいよ、師匠
もう全部今更なんだから
貴:俺もそっちいくよ。
一人で歩く冷たい廊下で、不意に後ろから引き留めるように腕を掴まれた気がして足を止める
振り返ったって誰もいない。そんなことわかってるし、知ってるからしない
ねぇ、許してよ
世界から敵と認識されたものは
ハッピーエンドじゃ終われない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 843人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
