第七十六話 ページ31
貴方side
朝、朝食を一緒に取らされたわけだけど、全力で申し訳なさそうな顔をしているアイツが嫌ですぐ逃げた
今、昼には火の国にいくってオスマンに言われた
オ:護衛には誰がええと思う？あ、Aのとちゃうで？？俺のな。
貴:風は駄目、奴の火を増強させる。火を使う者は基本禁止。空気も駄目。
いいのは音とか土、魅了も、、、多分レベルが高ければ効く。その他には確実効くのも利点。
オ:じゃあ大先生とロボロ、あとシャオロンあたりが適切やな。
貴:、、、そうなんじゃない。
オ:シャオロンと喧嘩した？
貴:は、？
唐突にそう言われて、つい反応を返したらオスマンは資料に目を落としたまま言う
オ:食堂で様子おかしかったから。シャオロンは夜の見回りサボるし。Aガン見してるし。
結構わかりやすかったで。なんかあったんやろなぁ、って感じ。昨日の夜なにがあったん？
物凄い殺気と威圧。
でもそのどちらにも敵意がない。ただの脅しや。それが分からん軍人はここにはおらん。
貴:それをどう取ったら喧嘩って言う判断に至るわけ？わけわかんないんだけど。
流石に困惑して引きながらそう言ってやったら、オスマンはようやく顔を上げて口を開いた
オ:争いと喧嘩の違いはそこに相手を想う気持ちがあるかどうかや。なぁ、A。
仲間になりたがらんのはなんで？与えられるのを嫌がるんはなんで？
一人になりたがるんはなんでなん？A、、、なんか隠してるやろ。
オスマンの言葉にどう返してやろうか、と少し考える。隠してるんじゃない、言ってないだけだ
俺はこいつらを信用してない。恨んでないけど、なにしてくれたんだ。とは思ってる
無知故に腹が立つ
友達にも仲間にもなりたくない、みんな俺にとって足手まといだ
与えられるのを嫌がるのは、与えてくれた人がみんなもういないから
師匠は、俺のために死んだ
ANSERは、、俺が殺した
闇に肥料はいらない、闇は勝手に広がるものだから。抑えられない、止められない
不意にオスマンが俺としっかり瞳を合わせて、迷いのない深緑の瞳で言った
オ:真実を知る者。それらはいずれその重さに耐えきれなくなり、闇に落ちる。
人間はなにか、、、自分にとって分からないことがあると線を引き、迫害し、隅に追いやろうとする。
黒魔ってのはそれの象徴やと俺は思ってる。歴史ではいつも、追いやられた側だけが真実を知ってる。
俺に真実を教えてほしい。
彼の揺れない瞳が
俺には怖かった
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
