第四十九話 ページ4
貴方side
抜かれた剣がすらりと俺の首に当てられる
「黒魔道士がこの国になにをしにきた。
貴:さぁね。答えてやる義理はないよ。
べーって舌を出してやったら相手は眉間にシワを寄せて怪訝そうな顔をする
けど無言で剣を納めた
「無害ならいい。
貴:魔法使ったけどねwww
グ:人を助けようとしただけだろう。
オ:行くでA。
二人が何故か少し怒った様子で俺の腕を掴んで歩き始める。なんなの？
貴:なに？なんでちょっと怒ってるわけ？？
グ:あぁ言う奴は好かん。
オ:次やったらこっちもそれなりに返したるから。
グ:助けてやったのにあの態度はないわー。
オ:腹立つー。
貴:それ俺の言葉じゃね？？？
俺のツッコミにいやそうやけど、と言いつつ二人はぶつぶつと文句言う
他国の領土で他国の人間に文句垂れまくってる総統と外交官とかうける
貴:黒魔なんだからぐちぐち言われるのになんか慣れてるし、正直どーでもいい。
黒魔ってだけで殺されるような世界なんだからさぁ、気にしてたら生きて行けないんだけどww
グ:黒魔への差別やばすぎぃ。
オ:今から数百年前からやからな、今すぐ取っ払うんは絶対無理やな。
貴:取っ払うとかwww絶対無理じゃんwww試みが遅いんだよ。諦めた方が早いってwww
笑っちゃうよ、本当に。黒魔道士に理想郷なんかないんだって
お前らがずっと前に証明しちゃったのに
貴:黒魔の居場所はアヴェリアだけだ。んで、王様はANSERだけ。
アヴェリアは滅ばない。アヴェリアは無くならない。なんでだと思う？
俺の問いかけに二人は何も答えない。答えを求めてる瞳をするだけで、仕方ないから口を開く
貴:この世に黒魔道士が存在するから。光があるのにその影がないのはありえないでしょ。
嫉妬、憎悪、欲望、嫌悪、劣等、負の感情の数だけ闇は広がって沼になる。
沼には近寄らなければ落ちないけど、近寄り覗き込めば一瞬で突き落とされるよ。
まぁせいぜい気をつけたら？って神剣を突いてやったら二人は静かに頷いた
貴:魔道士ってのはさ、後ろに絶対闇の沼があるんだよ。落ちたら堕ちる。
それが間違ってるって正義振りかざされたら、悪に逃げるしかなくなる。
俺らって、そんなもん。そう笑って言ってやれば、二人はなにも返してこなかった
でも、なんとなくわかってるみたいだった
二人ともそこそこ頭がいいから、話しててイライラしなくてまぁ少しいいかもね
少しだけど
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
