第七十四話 ページ29
貴方side
なんかむず痒くなって来て小さくため息を吐きながらシャオロンに向かって口を開く
貴:なにその顔。
シ:いや、Aもちゃんと人間なんやなぁって思ってさwww。
貴:人をなんだと思ってたわけ？俺もちゃんと人間だったよ。
シ:なんで過去形なんw
貴:死んで生き返ったらもう人間じゃない。だから俺はもう人間じゃないのwww
ケラケラ笑いながらそう言ったらシャオロンは真剣な瞳をして言った
シ:そんな事ない。お前はちゃんと人間や。誰がなんと言おうと俺はそう言い続けるから。
貴:アンタ、いらないものまで一人で背負いそうだよね。ほんと馬鹿らしい。
シ:毎度毎度言い方が腹立つな？？？別に背負い込もうとなんかせぇへんし。
貴:はいはい。
シ:はいは一回やで。
貴:それアンタらみんな言うよね。
別に何回返事したって返事してるんだからいいじゃん。と思いはしたけど言わない
シ:てか烈炎を殴った理由、結構ちゃんとしてたんやな。俺やったら八つ裂きにしてるわ。
貴:したかったけどできなかったの。あとちょっとのとこで逃げられてさー。
シ:まじ？じゃあやっちゃえばええやん。
貴:、、、それ、本気で言ってる？？
シ:うん。やってオスマンにええって言われたんやろ？せやったらやってやったらええよ。
貴:殺意高くてうけるwww
真顔でしかもさも当たり前といった顔で言ってくるもんだから面白すぎて笑う
シ:A、なんかあったら誰かにちゃんと話せよ。俺らまだ察せられへんで。
貴:俺は俺さえいれば完結できるから大丈夫だけど？？アンタらより強いし。
シ:俺らより強いのは確かやけど、それは力の話やろ？俺が言ってんのは心の話。
とんとん、と心臓の真上を優しく突かれてはぁ？って顔をわかりやすくしてしまう
そんな俺を見てシャオロンはクスクスと笑うだけで特になにも言わない
貴:俺、アンタと友達でもなんでもないんだけど。
シ:でも仲間やん。
貴:無理やりだったじゃん。
シ:恨んでんの？
貴:恨むとか疲れる事しないけど？復讐するのも面倒くさいからしないし。
シ:ここがなくなったら行くとこ無いもんな。
貴:そうだよ？アンタらが死んだら、俺はおしまい。行くとこも無いし、仲間ももういない。
裏切ったからね。って続けて言ってコーヒーを口に含んだらシャオロンがいきなり俺に手を差し出して来た
はい？って思いながらもその手を握ったら、シャオロンは優しく笑って言った
「一人にはせぇへんから」って
ずるい奴
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
