第七十三話 ページ28
貴方side
やるわって言うけど、押し付けてるだけじゃん。とは思ったけどぐっと飲みこんで
ため息まじりにシャオロンを見たら真剣な目でこっち見てんの、ほんとうける
貴:ほんと、かなり昔の話なんだけど。
シ:ええよ、どんだけ前？
貴:五年前。
シ:結構飛ぶなwwwで？どんな話？
貴:初めて今の火の国の王様の烈炎にあった時の話。
シ:え、結構重要やん。
そう言いながらどこか楽しそうな瞳で俺を見つめてくるシャオロンがなんだか面白くて笑って口を開く
貴:別にそうでもないよwwwちょー食いついて来ててうけるwwwま、そんないい話じゃないんだけどさぁ。
俯き気味にそう言ったらシャオロンはなにを思ったのか、コーヒーを淹れて来て俺に差し出した
シ:ん。これ飲みながら喋ってや。
貴:ほんっと、君らってさぁ、、、はぁ、まぁいいよ。ありがとう。
シ:なんか気になるけどええわ。ほら、聞かしてや。
貴:はいはい。
よいしょと座り直してシャオロンの方を向いて、角砂糖を三つ入れてから話始める
貴:今から五年前の話。烈炎が突然アヴェリアに単身で攻めて来たんだよね。
出会った魔道士を焼いて、焼いて、焼いて、、、弱っちぃ奴らばっかだったからみんな死んでさぁ。
なーんにもしてないのに突然燃やされる奴の気持ち、アンタわかる？
あぁ、わかんなくていいよ。わからない方が絶対いいからね。そのままでいてよ。
ダメだったのは、、殺された奴らの中にそこそこ仲良かった奴がいたって事なんだよね。
ふーふーとコーヒーを冷やしてちょっと飲んで、静かなシャオロンに構わず続ける
貴:助けに行ったけど遅かった。もうね、真っ黒w炭だよ炭ww抱き上げたらボロボロ崩れんのwww
でも、まだ意識があってさぁ。ぼろぼろ涙流して俺に『抱きしめて』って言ったんだよね。
なんだろなぁ、、、それ聞いて抱きしめてやって、アイツが動かなくなった瞬間
なんかが切れた音がしたんだよね
ぷつんって糸を切ったような、そんな感覚がしたのを今でも覚えている
貴:唐突にさぁ、灰になって崩れて死んだアイツの仇討ってやらないとって思ったんだよね。
らしくないでしょwwwほんと、今でもらしくないって思うんだけどさぁwww
存外、死んじゃったそいつのこと大好きだったみたいでさぁ、、、。気づいたら烈炎をぶん殴ってたww
ケラケラ笑ってコーヒーを口に含んだ俺を見て、シャオロンはどこか優しい瞳をした
なにこいつ？
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
