第七十二話 ページ27
貴方side
モニターの前に置いてある椅子に三角座りしてぼーっとモニターを眺めること二時間
通信室のドアがノックされたので、指を鳴らしてドアを開けてやったら
突然開いたドアに驚くシャオロンがいた
貴:なに。
シ:なにって、、え、ロボロ寝てるん？？
貴:見りゃわかるじゃん。アンタ馬鹿なわけ？
シ:ほんま腹立つなお前。起こしてや、聞きたいことあるねん。
貴:自分で起こせばー？
そう言いながらロボロを指差してやったら、むすっとした様子でロボロへ近寄るシャオロン
そして何度か声をかけて、しまいには頭を叩いたりしたけどピクリとも動かないロボロに慌て始める
シ:え、寝てるだけやんな？？ロボロ？？
貴:そいつ、何日寝てなかったかわかる？
シ:ちまちま寝てたとは思うけどまとまって寝れてへんのは多分一週間前からやと思う。
貴:そんじゃ明日の朝までは起きない。魔法で本能に訴えかけて眠らせたから。
シ:えぇ、、、。
貴:なにが聞きたかったの。
シ:この後行く見回りのルート。どっかしらに地図置いてるとは思うけど勝手に触るの怖いし。
はー、って声をだしてため息を吐いて近くの書類の山をぺらぺら見るシャオロン
仕方ない。ロボロを寝かしたの俺だし、一応責任とってやるかぁ
貴:ん。
シ:、、、なに？
貴:手、かして。
えぇーと怪訝な顔をして差し出した俺の手を取るシャオロンを無視して探し物の魔法を使う
するとスルスルと書類の束の中からシャオロンが探していた地図が出てきた
ピンクのマーカーで綺麗にルートが書かれている、几帳面なのがわかる地図だ
シ:おぉ、、、魔法すっげ。なにしたん？
貴:思い浮かんだ物が存在しているならどこにあるかわかる、又は手元に呼び寄せる魔法を使っただけ。
シ:へぇ、、、それ俺も使える？
貴:まぁ、、、魔力が有ればできる無属性魔法だし。
シ:教えてや。
貴:気分がいい日に頼んでくれる？今は教えてやる気分じゃないんだよね。、、、なに？
パッと手を離したのに何故かまた掴まれて、はぁ？って思いながら顔を見て声をかけたら
シャオロンは馬鹿みたいにすげぇ心配そうな顔して、手をぎゅうぎゅうと握ったりまま言う
シ:なんかあったやろ。
貴:死んで生き返らされた、とか？
シ:うっ、、そうじゃなくて。他に！
貴:別に、昔のこと思い出してただけ。
シ:教えてや。
貴:、、、暇なの？
シ:暇やないけど、お前に俺の時間やるわ。
そう言ってシャオロンは俺の隣に座った
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
