第六十話 ページ15
貴方side
部屋に入って来ていた上着を上着かけにかけるグルッペンを眺めつつ言う
貴:復讐はさぁ、碌なことがないんだって。
グ:まぁせやな。それはお師匠さんのか？
貴:そう。俺の全ては、あの人だ。
グ:なんちゅうか、盲信的だな。
くるりと振り向いて俺を見定めるみたいに見つめるグルッペンに俺は当たり前のことを返す
貴:そうだよ。右も左もわかんなかった俺に、手取り足取り教えてくれたのは師匠だ。
血の繋がりがなくても家族だって言ってくれた、俺の大事な人だ。
グ:では、あの男はそうではなかったと？
あの男、ってのは名前を出さずともANSERの事だってのはわかった
だから俺は笑った
貴:まさか。大事だったよ？でもその全てに飽きちゃったんだってwww
師匠との日々は毎日やることがあって飽きが全く来なかったわけ、でもあの人との日々はずーっと同じ。
正直いってさぁ、つまんないんだよ。俺は暇がどーしょーもなく苦痛なわけw
暇だったから見たくなった。見たことのないあの人の表情を見たかった
グ:では問おう。お前にとってここは暇か？
貴:えぇ？んー。別に？普通の人間の生活って思ってみたら初めてだし。
毎日毎日ガヤガヤしててうけるし。今はまだ暇とは思わないけどww？
グ:こえぇ返答やなw
貴:どこがww
グ:お前が飽きたらおしまいのゲームやんけ！！
貴:飽きても出てかないし。ここを潰したりしませーん。責任とれって言ってんじゃん？
頭を鷲掴みにして、ニッコリ微笑みながら言ってやったらグルッペンは「ひぇー」と笑いながら言う
グ:責任は取るゾ！てか取ってるやろがい！！杖も取り返して、枷もとったし。
貴:まぁ、、、許してあげるよwwwっと！？、、、あれ？え、ちょ、、、寝た？？
突然倒れ込んできてキャッチしてやったら寝息立ててんの。なに、気絶すんの得意なわけ？？
貴:気ぃ緩みすぎでしょ。俺に寝首かかれたら、ってさっき自分で否定したよ。はぁ〜、、、。
仕方ないから抱き上げてベットに投げ込んでやったら「ぐぇ」って小さくこぼしてて笑った
なんか暇だし、漁ってやろーっと
ガサゴソとグルッペンの机の上を見る。自室なのにここも書類だらけで哀れみすら覚える
机の上に引き出しに手を伸ばしたらパリッときた。防衛魔法はちゃんと張ってるらしい
くるりと振り向いて窓に手を当てる。こっちも最高度の防壁魔法が張られてる
大事にされてるんだなぁって
少し思った
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歩兵 - 80ページ誤字ってますよー (2021年4月13日 2時) (
レス) id: 7a023bf550 (このIDを非表示/違反報告)
幽霊(プロフ) - 和紙さんの小説、いつも見返してます！更新されたら飛んできますw！世界観とか発想が好きです。 (2021年3月30日 5時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - 下手なのですが、クルイの作詩ノートで投稿しております。 (2021年2月6日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - あの夏の記憶は、思い出しているので書いてます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
クルイ - ありがとうございます！！こちらこそ光栄です！！！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月31日 20時
