第73話 ページ28
貴方side
謎に嬉しそうな顔をしながらスタスタと近づいてくるゾムを手で制して言う
貴:寄るな。これを使うとあと数分は俺に触れようとしただけで凍るぞ。
ゾ:えっ、そうなんや、、、。
ショ:危ないんや。
貴:暫くはな。とはいえあとは死体回収するだけの話だ、行くぞ。
そう言いつつドアノブに手をかけバキバキとドアに張り付いた氷を破壊しながら押し開け廊下に出た
刹那、足に何かがあたった感覚がして反射的に下を見た。そこにあったのは球状の何か
それの正体を考えつく前に服を掴まれ思い切り後ろに引っ張られた
次の瞬間にはドアがけたたましい音と共に破壊され吹き飛んでくる
咄嗟に防壁を貼れば俺の周り半径1メートル外は全て廊下同様凍りついた
魔法返しの手榴弾。受けた魔法攻撃を記憶して一瞬だが同じ威力の同じ魔法を発動させる代物
かなり質の高い魔法石を使わなければ作れない、高価なものだ。そんなものを仕掛けているとは、油断した
重要書類に防護魔法をかけておいて正解だったな。と思いつつ後ろを振り向く
ゾムはオペラを抱えていて無事だったようだが、ショッピは俺の腕を掴んだことにより
腕はもちろんの事、身体の節々が凍りついていた。動けば確実に壊れる
貴:ショッピ、意識はあるか。
ショ:一応、、、。
ゾ:だ、だだ大丈夫なん！？
貴:壊れないように防護魔法をかけておくが、、、自分から動こうとはするな。
ショ:、、うっす。
はぁ、とショッピから吐き出された息はすぐに白くなってしまう。冷気がまとわりついているのだ
そう言う魔法石なのだから仕方ないのだが、このままでは凍死も懸念される
貴:ゾム、お前に防御防護魔法を全力でかけてやる。死体回収と他にないかの確認だけしてこい。
俺はこいつとここにいる。生き残りがいないとは言えない。接敵した場合は殺せ。
少しでも危険だと判断すれば屋敷から出てもいい。俺とこいつのことは気にするな。わかったな。
ゾ:、、、わかった。
少しでも悩んだようだがぐっと覚悟を決めた瞳をして魔法をかけたと同時に部屋から出て行った
俺はと言うと、このま凍死されても困るが毛布も何もかも凍ってしまった
故に仕方なくショッピにコートをかけてやった上で壊れないように丁重に抱き抱えていた
くっついていた方が暖かいのは寒い環境であればどこでも同じ事だが、動きずらいのが難点だな
だがまぁ
こいつが死ぬよりかはマシ、か
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名無していう名前の名無し - 77話の なんなんだこいつは本当にこいつはジジイか で少し笑ってしまいました（笑）てか、しれっと『セバスがおかしいのは前から』ってdisられてるｯｩ⁉︎← （嫌なコメントであれば消してください。） (8月15日 11時) (
レス) @page32 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - えーっと81話の「範囲が広く強力だ」が「協力」になってます^_^;それと完結おめでとうございます！！面白かったです (2021年9月16日 0時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
しの - あら…体調大丈夫ですか、？お体に気をつけて… (2021年8月1日 19時) (レス) id: d2dd850425 (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - 主人公、案外…愉快犯だなwww (2021年7月25日 22時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - とにかく最高です！この主人公とみんなの距離感がとても好きです！応援してます！！ (2021年7月25日 20時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年7月18日 14時
