第百九話 ページ19
貴方side
ANSERは優しい笑みをそのままに何を思ったのか俺に向かって手を差し伸べてきた
A:さぁ、アヴェリアに帰るぞA。
貴:アヴェリアはもうないよ。
A:あるとも。ここが今からアヴェリアだ。元々アヴェリア領だったところもついさっき奪い返してきた。
そいつらが邪魔だというのなら、今この場で皆殺しにしてやろう。
貴:させると思ってんの。
神杖を構えた俺に、ANSERは初めて驚いたような顔をした。俺の意図がわからないって顔だ
貴:コイツらに手出しはさせない。俺はもうアンタの息子じゃないし、アヴェリアの幹部でもない。
我々国の幹部で一応仲間っていう括りに入ってるわけ。だから手を出すなら殺す。
俺の言葉にANSERは少し考える様子を見せたあと、あぁ、と何故か納得したような顔をして言った
A:まぁ、そうしたいなら暫くはいいだろう。また迎えにくる。
貴:は？いや迎えとかいらな、、、なんか気持ち悪さ倍増してる気がするんだけど。
はぁ、と言葉の途中だというのにさっさと帰ったANSERにため息を吐き出す
そんな俺に後ろで静観してたうるさいのが声を上げた
コ:A、お前なんで言わんかってん。
貴:うるさいな。別に生き返りたくて生き返ったわけじゃないんだから言わなくてもいいじゃん。
人を殺して生命力奪うとかそれこそ人間じゃなくて気持ち悪いし。
ショ:それはそうかも死んないっすけど、でも一応相談とか、、、いや、無知な俺らがあれなんか、、。
急にしょんぼりし始めたメンバーが面倒くさくてまたため息を吐いてテントへ勝手に向かいつつ言う
貴:取り敢えず決闘は俺らの勝ちで終わりでしょ。さっさと帰りたいんだけど。
手続きとかは外交で勝手にやれば？俺別にいらなでしょ。ここに留まって攻めてこられても困るし。
ゾ:なるほど危ないからはよ帰ろって話か。
貴:だから、馬鹿みたいな解釈やめろって
言ってんじゃん？と言おうとしたんだけどくらっと来て後ろにいたコネシマに背中を支えられた
コ:A！！！大丈夫か！？
貴:うるさいな、、、。
コ:ほら、背負ってやる！！おいショッピ！俺の剣持っといてくれ。
なんて、俺の返事も待たずに勝手に背負い上げてきたので嫌がらせて顔を肩に埋めてやったら
何故か頭を撫でられてイラっとした
貴:きもいんだけど。
コ:すまんすまんwww
貴:うるさいし。
コ:眠たいんか？
そういうコネシマの言葉に返事することなく瞼を下ろしたら簡単に眠れた
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ゆき - 面白かったです。ありがとうございます！ (1月2日 22時) (
レス) @page26 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 一気に読んでしまいました！本当に面白かったです！本当に世界観とキャラが好き… (12月2日 10時) (レス) @page26 id: 64cf2fe096 (このIDを非表示/違反報告)
いるか - またもまたもとっても、面白かったです！！ありがとうございました。 (2022年8月2日 22時) (レス) @page27 id: ace8bc3786 (このIDを非表示/違反報告)
ダンボくん - 完結おめでとうございます！！ (2022年3月25日 22時) (レス) @page28 id: c6ee3fc588 (このIDを非表示/違反報告)
ロコン - 完結おめでとうございます！個人的には復讐者の主人公君が一番好きです(あ、どうでもいい事を長々と失礼しました) (2021年7月6日 22時) (レス) id: d60bfbc8e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年4月1日 20時
