第11話 ページ13
貴方side
あの日から1ヶ月が経った
俺はというとあの日から一切顔を見せにいくことはしていなかった
理由は単純、忙しかったからだ
所有する鉱山での火災設備が杜撰なところがいくつも発見された為、急遽その対応に追われていた
管理者は十名以上解雇し、新しく雇った管理者への指導教育は俺直々にやった
書類は毎日増える増える。バレないと思ってガサツに立てた計画を上げてくるとは殺してやろうか
などと殺気立ちながら使える手はいくつもつかい日々仕事を回していた
疲れない方が、おかしい
休みがない。本当に休みがない。あっても5分10分の休憩のみ
それだけでは精々オペラの腹に顔を埋めるくらいしかできない
貴:クソ無能野郎どもが、、、俺の仕事を増やしやがって、、、飯に農薬でも混ぜてやろうか。
「んん、失礼。旦那様。
貴:セバスか、なんの用だ。手短に言え、今の俺は機嫌が悪いぞ。
「では簡潔に。そろそろ奴らに本格的な道具を渡しても問題ないかと。
貴:マシになったのか？
「一応は形になりましたな。私に攻撃を掠らせる程度には、ですが。
貴:そうか、では近々、、、いや、まてこの案件が落ち着いたら、、いやだめだなこの案件もある。
「、、、旦那様お忙しいとは存じますが、犬という生き物は待てが苦手なものも多く存在致しますよ。
貴:わかっている。、、、あぁくそ、各地の無能ジジイどもめ、、、
仕方ない。セバス、お前に「私は奴らの指導役ですが飼い主ではございませんよ、旦那様」、、そうだな。
あぁ頭痛がする。こんなにも立て込んでいるのに飼い犬の面倒も見なければならないとは
全くもって体調も気分もすぐれない。だがやらねば計画が狂うな
貴:いいだろう、最重要案件は奴らか。今すぐ向かうこととする。
お前の事だ、物はもう確保してあるのだろう？あとは話をするだけ。奴らは今どこにいる
「食堂に集めてあります。
貴:まったく、行動と口が上手い男だ。行くぞ。
「はい、旦那様。
ぽーい、と書類を全て投げ捨ててペンを置き場に戻してさっさと部屋を出る
徹夜続きで思考回路が鈍っているがまぁなんとかなるだろう。あれをやれこれをやれと言えばいいだけだ
ぐっと廊下で伸びをするのもそろそろ癖になってしまいそうだ
貴:セバス、ついたらすぐに紅茶を淹れろ。
「了解致しました。
唯一絶対信用できるのは紅茶を淹れる腕くらいだな。と一瞬思ってチラッとセバスを見れば
パチリと目があった
怖い奴だ
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愛月咲良(プロフ) - スマホ没収されてる間にこんなに更新されててとても嬉しいですありがとうございます続編行くの早いですね！おめでとうございます(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2021年7月18日 19時) (
レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 27話で貴:となってますよ！ (2021年7月13日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
レイモ - 和紙さん本当にすごいですね､､､新作有難うございます！更新のしすぎで体調など崩さないようにしてください！毎日和紙さんの作品見返しています！神作品をこれからも作り続けてください！応援しています！ (2021年7月4日 23時) (レス) id: 2eb1ed3a12 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐の八尾狐(プロフ) - 新作ありがとうございます…今回も発想が素晴らしい…想像の斜め上以上でした…(？)体調に気をつけつつ無理しない程度で頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 87bbf51bed (このIDを非表示/違反報告)
あほ - 神作品を見つけてしまった...よくやったワイ！ (2021年7月4日 18時) (レス) id: 7787f6d795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年7月4日 11時
