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貴方side
外に出る前に一旦ゾムの部屋に寄って、何やらしたくするのを待ってから軍を出た
流石に担ぎ上げられたかと思ったら窓から飛び出された時は冷静に気が狂ってるのかと思った
貴:ゾムって元気だなー。
ゾ:ちっすwで、どこ行くん？
貴:取り敢えず降ろして。
ゾ:あっwwwごめんwww
ストンと降ろされて、ジャケットを着直して髪を整えてやっとゾムの前を歩き始める
貴:こっち。
路地裏に入って、曲がりくねった道を時には壁を登ったり伝ったりして進む
少年のような瞳で楽しそうに後ろをついてくるゾムを若干気にしつつ、思い出した事を口にする
貴:ゾム、この辺インカム類全部ジャミングされて使えなくなるから。
ゾ:えっ！？ほんまや、、ここなんなん？
貴:裏世界の裏道。ガッツリ無法地帯。
ゾ:この国にこんな所あったんやな。
貴:割と何処にでもあるだろ。ゾムはここに来る必要がない世界で生きてるから知らないんだよ。
ゾ:今知ったけどな！！
どこか楽しそうに笑って俺の後ろをぴったりついてくるゾムに、なんとなしに手を差し出す
するとゾムはちょっとだけ驚いた顔をした後で、俺の手をしっかり握った
すっかり逆転した立場で、今度はこっちがゾムの手を引き歩く
やってきたのは一軒のバー
カランカラン、と音を鳴らしながらドアを押し開けるとカウンターの向こう側にいる小柄なマスターが声をかけてきた
「いらっしゃい、A。今日は軍人さんなんか連れてどうしたの？
俺が邪魔で後ろにいるゾムはまだ見えてないはずなのにこれだ。この人には違う意味で勝てそうにない
貴:久しぶり、アレさん。実は今は軍に保護されてる身でさ。こいつはいい奴だから許してくれ。
「別に怒ったりしないよ。いらっしゃい、軍人さん。さ、そこに突っ立ってないで座って？
ゾ:あ、どうも。
俺がカウンターに座ると、ゾムは俺の隣の席に素直に座る。そんなゾムを見てマスターは嬉しそうに笑う
「君、もしかして我々軍のゾムさん？
ゾ:え、知ってるんですか？
「そりゃ君たち有名だもん。裏で知らないのなんかよほどのバカか新人かだよ〜。
貴:軍なんてのは裏では筒抜けなもんなんだよ、ゾム。アレさん、取り敢えずなんか作って。
「お任せでいいの？お酒は？
貴:マティーニ飲みたい。ゾムは？
ゾ:俺カクテルよく知らんねん。取り敢えず、、、さっぱりしたのがええかな。
「は〜い。
ゾムがワクワクしてるのが見て取れて
ちょっと和んで笑えた
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kami - 一回見始めたらずっと見てしまう…良い作品があり過ぎてもう３、４時間ずっと見てるお体気をつけてくださいね… (2023年3月2日 20時) (
レス) @page1 id: d5de597dcb (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - すみません誤字だと思われるのですがページ39の題名が…37…の下から6行目のショッキングピンクがショッキングピアスとなっております。 (2021年5月18日 23時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
キャロル(プロフ) - 補足ですがタイトルは「…26…」です。 (2020年8月3日 19時) (レス) id: 2e2cde2b93 (このIDを非表示/違反報告)
キャロル(プロフ) - すみません。28ページの「軍意外」ってあるんですけど話の内容的に「軍以外」だと思うんですがどうですかね？違ったら申し訳ございません！！ (2020年8月3日 19時) (レス) id: 2e2cde2b93 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽紫音(プロフ) - どういたしまして〜！ (2020年8月1日 22時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年7月14日 22時
