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貴方side
俺が前世勤めていた軍はいい軍とは言えなかった。だから幼馴染の一人が軍人になりたい、と
そう言い出した時は、気が狂ったんじゃないかと本気で思ったのを今でも覚えている
正直言って筋が悪い訳じゃ無かった。頭も悪く無かった、寧ろ良い方だった
だからこそ他の仕事でも良いだろうと思って、軍人になるのは最後まで反対した
結果
一人は酷い口論の末に家を飛び出し
一人はそいつを追いかけて家を飛び出し
最後の一人は二人が心配だからと家を出た
三人のうち、誰も恨んだりはしていない。仕方のない事だったと思ってる
だからこそ、最後に家を出たロイ。お前の気持ちもよくわかってるつもりだから
俺は何も聞かないし、なんの話もしないでお前を冷たく追い返すんだ
俺はここに、一人でいい
ロイは最後まで何かを言いたげにしながらも、洗い立ての服を押しつけてやって
その後準備が整ったらしい隊の人達とショッピさんに背を押されて馬車に乗り込んだ
そしてすぐに出発して見えなくなった。その数時間後、大雨が降り出した
もう山は抜けた頃だろうから、大丈夫だろう。と考えながら、俺は静かに畳の上に転がった
貴:疲れた。
そう呟けば、六匹が一斉に近寄ってきて俺を取り囲んで身体やら顔を擦り付けてくる
相変わらず優しい子達だな。なんて考えながらよしよしと撫でていたらいつのまにか眠っていた
はっ！と目が覚めるともう夜で、のそのそと起き上がってきては台所に立って
お米を炊いて、牡丹肉と野菜を使って牡丹肉多めの炒め物を作って一人と六匹でもぐもぐ
ガンマ達のご飯は牡丹肉を焼肉のたれで味付けしたもの。最近はこれにハマっているらしく
よく猪を狩ってくる
稀に熊も
まぁ解体できるからいいけど、熊を三匹狩ってきた時は流石に困った
あの時は知り合いに助けてもらってなんとかなったけど、、、次は牡丹肉をどうにかしてもらわないとな
貴:あいつ元気かな。
「ばぅ？
貴:あいつだよ、あいつ。リョウハ。ガンマ達、リョウハのこと覚えてる？
「ばぅ！！
貴:そっか、いい奴だもんな。薬無くなってきたし、また頼もうかな。
思い立ったが吉日。と固定電話の受話器をあげた所で玄関の扉が二、三度叩かれた
そっと瞼を上げて玄関の方を見ればなんとなく見たことがある影が見えた
気配も感じたことのある気配で、返事をするでもなく玄関戸を開けたら
そこにはびしょ濡れの男が一人、立っていた
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雨狐(プロフ) - 大丈夫です！お身体大事にして下さってありがとうございます！！！！ (2022年9月28日 17時) (
レス) @page14 id: 03cb1ed386 (このIDを非表示/違反報告)
ひみず - 体調がすぐれないときってすごく辛いですよね…そんでもって仕事とか忙しいと思うので気長に待ちます！お身体に気をつけて過ごしてください！…よし、過去作読みに行くぞ〜((( (2022年9月26日 23時) (レス) @page14 id: cf97838499 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - お知らせしてくださってありがとうございます。いくらでも待ち続けますのでゆっくり体を休めてください…和紙さんのお話大好きです！過去作見ながら待ってますm(*_ _)m (2022年9月26日 18時) (レス) id: 7fbdbdddf5 (このIDを非表示/違反報告)
しきれさん(プロフ) - いつも楽しいお話有難うございます！お体に気をつけてください( >_< )いつまでも待ってます！ (2022年9月26日 16時) (レス) @page14 id: bb34574bf7 (このIDを非表示/違反報告)
U - お大事にヾ(´｡••｡`)ﾉ (2022年9月26日 16時) (レス) id: e026feee7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年7月31日 13時
