検索窓
今日:12 hit、昨日:42 hit、合計:672,353 hit

〜29〜 ページ31

貴方side

ある日、栞さんに頼まれてお使いに街に降りて来たら、どこからか悲鳴が上がった


驚いて声がした方に走ったら、血塗れの剣を持った集団がいて


街は悲鳴の渦に飲み込まれる


さっきまで呼び込みのために声を張り上げていた出店の人達が次々と斬られて行く


平和な世界は一瞬で地獄になった


噴水の広場で遊んでいた子供達に向かって走っていって、みんなに家に帰るように言いつつ背後に迫っていた男を殴り飛ばす


ぶっ飛んで行った男の落とした剣を拾い上げてへし折ってやれば集団が僕をみた


なんだか嫌な予感がしたから全力ダッシュで逃げてしたら5人ぐらい追いかけて来た


よく見たら銃を持ってて、走りながらこっちに銃口を向けてくるものだから


慌てて防御壁を魔法で作って銃弾を止める


そしたら相手がひどく驚いたのがわかったから、隙あり!と全力でぶん殴ったら


なんか嫌な音がなった

痛そう


でも人を斬ったんだから、自分がやられる覚悟くらいできてるよね


追いかけて来ていた五人を全力でぶん殴っていたら、一瞬日が瞬いた


ん?って思って顔をあげたら、飛行機が頭上の空を通り過ぎて


大量の爆弾が降って来た

空爆だ


そう理解すると同時に、地面にぶつかって爆風を撒き散らしクレーターを作る雨が降りそそぐ


戦争が始まったんだ、って頭のどこかで思った


街のサイレンが鳴り響く。さっきより大勢の人々の悲鳴があちこちからあがる


慌てて森に帰ったら、森はいつも通り静かだったけど、なんだか落ち着かない


おじいちゃんのところにいったら、おじいちゃんが僕に向かって言った


「戦争が起きる。いいか、A。この森にこの国の者以外が入ってくれば、森はそやつを殺すじゃろう。

貴:この国の人なら大丈夫なの?

「森はこの国の人間を守っても来た。この森を生きて通れるのは、この国の人間くらいじゃ。

貴:僕は、何したらいい?

「森を守れ。お前は森に強くは縛られておらん、故に戦場に出ることもできる。

貴:戦場に、出る。それって軍のみんなと一緒にってこと?

「そうじゃのぉ、、まぁそうなるが。好きにするといい。お前は自由なのだから。


おじいちゃんの枝がいつもみたいに優しく僕の頭を撫でてくれる


森を守るために動くのが僕


森から動けないおじいちゃん達を守るのが、僕の仕事なんだもんね


なら、僕は戦場に行く

軍のみんなも守りたいからね!

〜30〜→←〜28〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (563 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1074人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優雅矢雫(プロフ) - 可愛すぎちょー好き! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
腐女子だよ、偏見の目で見るんじゃねぇ - 更新お疲れさまです、ありがとうございます (2020年8月30日 23時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 主人公くんいい子…可愛い…はっ!これは…神では…?好きです(唐突な告白) (2020年8月30日 1時) (レス) id: f3c1e985f9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 連続で申し訳ないです。30のずこここここ…の下り笑いました!シリアスになるのか…と思った矢先の笑いありがとうございます! (2020年8月27日 22時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 思ってたのにな、の終わりでもういい意味での鳥肌ぶわぁってなりました。凄い好きです! (2020年8月26日 3時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年8月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。