【wrwrd!】我々さんと大鷹さん【男主】

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貴方side

ふぅー、臭かった


身体に匂いがついてたら嫌だなって思って臭ってみたら大丈夫っぽかったからよしとする


戻ってきたらみんな社交ダンスを踊っていた。人が多すぎてグルッペン達の姿は見えない


仕方ないから出て来るまで外で待つことにする


待っている間、木の上に止まって辺りを見渡してみる。町まで程よく遠いこの会場


ドローンがあっちこっちに飛んでいて、警備してます！って感じだけど、どうだろ


ドローンってものによっては画質悪いって、本で読んだ覚えがあるからあんまり信用できない


ぺっ！と意味もなくドローンに言っていたら、例の部屋に人が入ったのが見えて見に行く


入ってきた人はガスマスクをつけていて、お香が置かれていた所を見てびっくりしてる


携帯端末を取り出してそれを耳にあてる。暫くしたら何人か、部下かな？がきた


何か話し始めたから窓の下の出っ張りに止まって話を聞いてみると


「おい！！香を焚いて置いたんじゃないのか！？

「は、はい、確かにここで焚いていたのですが、、、

「ではその香はどこだ！？

「わ、わかりません。


こんな感じで終始怒っている上司っぽい人と哀れな部下っぽい人


暫く聴いていたら、あのお香は何やらよくない薬が混ぜられてたことが判明した


捨ててよかった！！

やっぱり僕天才！！！


誰もいないのにふんす！ってして、ざまーみろ！と思いながら見てたら


何やらまた新しくお香を取り出して焚き始めた


今度は部屋から人がいなくならなかったから、仕方なく強行突破だ！！！と窓から堂々侵入


僕を見て驚く数名の男の人を無視してお香を咥えて川までひとっ飛びして捨ててきた


ふーははは！！

ばかめ！！！


帰ってきたらちょうど玄関から男の人達とあの怒ってた男の人が出てきて僕を指差す


なにか言ってるけど聞こえなーい。こっちは三階相当の木の上なんだからもっと声張ってくれないとね


なんて思ってたら男の人が木に近づいてきたから、近くにあった枝を折って落っことしてやった


そしたら頭に直撃した


周りの人が大笑いする中、真っ赤になって僕に向かって怒鳴って来る男の人だけど


流石に迷惑だと思われたのか、警備員らしき人に連れて行かれた


そのまま捕まればいいのに


そう思いながらちょっと場所を変えてグルッペン達が出て来るのを待ってたら


暫くして出てきて、車に乗ったのが見えたのでみんなより早くホテルの部屋に戻ってきて出迎えた


おかえり、ってね

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