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貴方side
総統室には、本当に、あっさりついてしまった
両開きの扉を押し開ける。そこには高価そうな椅子に座るリツの姿があった
その両サイドの足元には、真っ赤に染まったスーツの女性と男性の姿
二人は来る前、サードに聞いていたセカンドとフィフスと同じ様相で
胸に刺さっているナイフが二人の生死をありありと告げていた
貴:リツ。
リ:来ると思ってましたよ。
君が悪いくらいの笑顔をこちらに向けて、リツはニコニコと笑った
貴:終わらせにきたんだよ。もうわかってるだろ。
リ:えぇ、でも終わらせません。
貴:いや、終わる。ここで、全て。
全員が武器を抜き、リツに向かって攻撃を仕掛けるが、俺以外全員、見えない壁によって防がれた
コ:なんやこれ！？
リ:選ばれた者しか通さないバリア、とでも言いましょうか。
シ:うわ厨二病や。厨二病(ガチ)や。
ショ:本物の魔法使い、みたいっすね。
貴:狂信者の間違いだろ。
シルバーのリボルバーを抜けば、リツは剣を抜いて鞘を床に投げ捨てた
リ:残り香が、死んでおけばよかったものを。
貴:、、、普通には死なない身でな。
リ:えぇ、知っていますとも。けれど、その死を否定したのは貴方ですよ？
生贄は、寿命でしか死ねない。つまり故意に死ななければいいんですよ。
聰明な貴方ことです、本当は、、、わかっていたんでしょう？
リツの言葉に返事はしない。俺の沈黙をリツは肯定と取った
間違いではなかった
貴:全員、基地から出ろ。こいつのことだ、入れなかった奴をどうにかするものぐらい仕掛けてる。
パンっ、と音がなり俺の言葉に否定しようとしたらしいコネシマ達が、一瞬にして消えた
貴:、、、何した。
リ:外に出しただけですよ。ここに彼らは必要ないでしょう？
貴:、、、そうだな。
構えたリボルバーの銃口を向けて、俺は笑った。
貴:お前はどうやって俺を殺す？
リツは言葉を受け取り、心底楽しそうに笑った。
リ:儀式はあの総統様じゃなくてもできます。
すっとリツの腕が動き手がこちらに向き指が俺を指した
リ:お前でもできるだろ？
ニヤリと口角を上げて笑った目の前の男に対して、俺も笑って返してやる
貴:俺がそれを想定していなかったとでも？バカにするのは大概にしろよガキが。
俺が取り出したのは、ここに来る前、俺の古い記憶をたどって作ったもの
貴:反転のアーティファクト、来る方法があるなら、反転させて、来れなくしてやればいいじゃん。
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ゆき - いい物語でした‼作者さんありがとうございます。 (1月4日 12時) (
レス) @page42 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
ウィリー - 一気読みしました、すごくいい物語ですね…！！書いてくれてありがとうございます！！！！これはアニメ化してもいいのでは！？！？いつも応援しています！ (2022年9月2日 12時) (レス) id: 19daafe7ae (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 作者様、、。こんないい物語つくってくれてありがとう、、、。ゴザイマス←敬語使い慣れてない人 (2021年12月20日 18時) (レス) @page43 id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - 一気読みしちゃったんですけどとにかく最高です、、泣きました！他の作品も一気に読んでいて他の作品でも泣きました！応援してます！ (2021年7月31日 18時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲玲華(プロフ) - 一気読みして主人公がやり直した回数数えてみたら思ったよりしてなくてすごってなってしまった (2021年2月28日 12時) (レス) id: 72af1bed3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年11月19日 23時
