…120… ページ30
貴方side
立ち上がって、服を叩いて埃を落として、俺はまた深くため息を吐いた
貴:何がしたかったんだ、、、。
俺のこの独り言に、近くにいた兵士たちが顔を見合わせて、隣にいた兵士が言った
「悲しいことを言わないでください。
俺はその言葉を完全に無視して背を向けた、そして食堂を去ろうと数歩歩いて
そして、振り向きざまに、言う
貴:これは自己犠牲なんかじゃない。��俺��はもう人ではない。関わらない方があんたらのためになる。
悲しいこと？何が？俺はあんたらとは何もない、ただの暗殺者。利用できるものはするのがあんたらだろ？
また深いため息が出た、ここの奴らは警戒心がなさすぎる
俺がどこぞのスパイだったらすぐにでも情報抜いて、鬱とかロボロを消して去ってる
頭が痛くなってきた
そう思ったところで、目の前からやってきていた人物に声をかけられた
エ:あ、おはようございます！
貴:、、、おはよう。
エ:どこに行くんですか？
エーミールに言われて、そういえばどこに行こうとか決めてなかったと思う
まぁ適当に何か言っておこうかな、と口を開こうとした瞬間
紫:教授！！と、、、あなた、は、
やってきたのは紫で、俺を見た瞬間、紫は目を見開いて口をパクパクさせている
嫌な予感がして逃げるようにその場を離れようとした、のだが腕を掴まれた
紫:待って！！
貴:(うわ、最悪だ)、、、なに。
紫:探して、、そう、探してたんです！貴方のことをずっと！！
貴:俺、貴女と会ったことありましたか。
エーミールがいる手前、肯定するわけにもいかないので全力でとぼける
たまーにこうしてなんとなく覚えている奴がいる。特に女性が多い、普通に困ってる
紫:えっ、、、あの、多分、、、。
貴:俺は初対面だと思いますよ。
エ:なにやってるんですか紫さん！ほら、Aさんが困ってますから！！
紫:で、でも、待ってください教授！！私たしかにこの人を知ってるんです！！！女の勘です！！！
エ:なにを言っているんですか！！？
わちゃわちゃし始めたので、そっと腕を解いて逃げようと試みた所で真上からゾムが出てきた
ゾ:A！グルッペンが呼んどったで！！
貴:わかった。またな教授。
エ:え？あ、はい！また！！
紫:待ってください！話はまだ終わってませんよ！？
叫んでくる紫を無視して、俺は早歩きで総統室に向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき - いい物語でした‼作者さんありがとうございます。 (1月4日 12時) (
レス) @page42 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
ウィリー - 一気読みしました、すごくいい物語ですね…！！書いてくれてありがとうございます！！！！これはアニメ化してもいいのでは！？！？いつも応援しています！ (2022年9月2日 12時) (レス) id: 19daafe7ae (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 作者様、、。こんないい物語つくってくれてありがとう、、、。ゴザイマス←敬語使い慣れてない人 (2021年12月20日 18時) (レス) @page43 id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - 一気読みしちゃったんですけどとにかく最高です、、泣きました！他の作品も一気に読んでいて他の作品でも泣きました！応援してます！ (2021年7月31日 18時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲玲華(プロフ) - 一気読みして主人公がやり直した回数数えてみたら思ったよりしてなくてすごってなってしまった (2021年2月28日 12時) (レス) id: 72af1bed3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年11月19日 23時
