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貴方side
真っ暗な世界にも、もう飽きてきましたね。周りが鉄臭くて、嫌にもなってきました。
死ぬなら即死が良かったです。
って、そんな軽く死ねるとは思ってはいませんでしたけどね。
みんなは、どうだったんでしょうか。痛かったのかな。それとも、苦しかった？
あぁ、思い出したくない光景が
それを考えると嫌でもよぎってくる。
護れなかった、護ると言っておきながら、終始見ているだけでした。
守られるはずの約束も、あの日の指切りも、もう覚えていないものもあるんです。
ボケたんじゃないですよ？皆さんを助けるために、ちょっと色々しただけなんです。
無理なんかしてませんよ？だって、皆さんの方が無理したんですからね！
ほんとですよ、無理なんかしてないんです。
無理なんか
してたのかな、って最近ちょっと思い始めてしまっているだけでしてないんです。
頼れって、言われても。頼れないんじゃない、頼らない方がいいんだって、そう思ったんです。
皆さんのため、そして自分のためにも
いつか死ぬ、そんな人物と仲良くしても、終わりが悲しいだけだと思うんです。
だから、頼らなかった。
それなのに
皆さんは俺を探している
思考がごっちゃになってきて、もうどうでもよくなって目を閉じた
その数秒後、ちょうど真上のあたりをガリガリとなにかを引っ掻く音が聞こえてきた
疑問に思って、目を開けてみれば、真上のあたりに小さな光が見えた
あれ？光が見えるようになっている。と思った次の瞬間、その光が大きくなった。
そして光から聞いたことのある声が聞こえた
「クゥーン、、、ワンワンワンッ！！！クゥ、クゥーン、、ワンッ！！」
声というか、鳴き声。この声は覚えがある。イフリートの鳴き声だ。
イフリートの鳴き声が聞こえたと同時に、どんどん光が見え始めた。
その光をぼーっと見ていれば、見知った人物が私の視界に入り込んできた
貴:エミさん。
小さな声で、名を呼んだ。気がつきましたかね？と思いながらも、しんどくてもう目が開かない。
あぁ、これは本当にダメだ。
そんなことを思っていたら、暖かい何が私の手に触れた。驚いてうっすら目を開けるとそこには
エ:起きてくださいAさん。死なないでください、まだ、貴方は死んではいけませんっ！
そう言いながら、半泣きで私の手を握るエミさんの姿がありました。
泣かないでください、そう言いたいのに、私の声はもう、出なかった。
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くろねこ - 号泣案件(´；ω；｀)ｳｯ… (2月9日 0時) (
レス) @page28 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後の終わり方、めっちゃ感動しました。いい作品をありがとう！ (1月2日 19時) (レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣しました…。全ての話で泣いてたので身体の水分無くなりました…(割とガチ)実の所言うと、泣くのは分かりきってたので感動系の音楽聴きながら読んでたらタイミング良く盛り上がるのでそれで涙が溢れるっていう…でもあなた様の小説を最大限楽しませて貰いました (8月12日 2時) (レス) @page29 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - いつ見ても泣ける。泣きたい時はシルト・メーチさんの小説を読むのが私の習慣になっています。 (7月13日 18時) (レス) @page29 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
U - また見に来ました、久しぶりに泣けました。よくこんな素晴らしいものをかけると尊敬します。過去のもので申し訳ないです (7月4日 21時) (レス) @page29 id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月16日 21時
