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貴方side
両サイドの気持ちなんか知りたくなかった。
死を前にして、彼は私を思った。こんなに怖いのに、彼は、私を案じた
馬鹿ですか貴方は、いえ、有能で天才ですけど、そうじゃないんです
そうじゃ、ない。
助けてって言いたいじゃないですか
今すぐ、助けてって
置いていかないでって
言いたくなるじゃないですか
それなのに貴方は、私に逃げろって。馬鹿ですか？優しすぎますよこの大天使め！！！
あんな優しくも、厳しい目で、私に、助けるなって、剣を抜くなって
そんなこと、私は
言えるかな？いや、言えない。
言えるわけない。彼だからこそ出来たこと。彼だからこそ、だ。
憧れるな〜。私もなんか一言言っとくべきですかね。それなりに、重くないやつ。
というか、もともと死ぬとは言ってますし。皆さん覚悟ぐらいしてるでしょう。
なら、何もいらない、か。
残されるだけ困るってやつですね。私は皆さんみたいに無責任に「生きろ」なんて言いませんからね！
だって、その一言が酷く重たいと知ってしまいましたから。
「生きろ」
その一言で、私は死ななくなってしまった。みんなのために、生きなければいけなくなった
みんなのいない世界なんて
私から見ればただの地獄なのに
残された物だけもって、逃げて、逃げて、逃げ続ける日々は酷く疲れる
消えたかった
私も、私も、と毎日思っていた
けれど、残された物が私を止めた
生きて、と言われている気がした。いなくなったみんながそばにいる気がした
馬鹿らしいことこの上ないんですけどね。
神がいないのなら、そう言ったものもいない。それが妥当なのに。
そう言ったものの存在が、あればいいなと、思わずにはいられなかった
神などいない
もしいたとしたら
神を嘲笑ってやる
そう、いつしかトントンに言ったと思う。
どうだろう。沢山未来を変えてやった。
神とやらは、さぞ私を恨んでいることだろう。いや、怒っている、があっているのかも。
でも、それでいい
心で嘲笑ってやれるから
ザマァ見ろ！！！！
そんなことを思っていたからか、インカムからこんな声が聞こえてきた
『俺らの仲間奪うって言うんやったら、俺は例え神様でも呪うし殺すで。そう言う約束やからな。』
『消されたくなかったら、わいらの仲間返してくれませんかねぇ。こないでかい墓はいらんわ』
神をも脅す
大天使降臨。
少し笑ったらもっとお腹痛くなりました
トントンめ！！←
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くろねこ - 号泣案件(´；ω；｀)ｳｯ… (2月9日 0時) (
レス) @page28 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後の終わり方、めっちゃ感動しました。いい作品をありがとう！ (1月2日 19時) (レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣しました…。全ての話で泣いてたので身体の水分無くなりました…(割とガチ)実の所言うと、泣くのは分かりきってたので感動系の音楽聴きながら読んでたらタイミング良く盛り上がるのでそれで涙が溢れるっていう…でもあなた様の小説を最大限楽しませて貰いました (8月12日 2時) (レス) @page29 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - いつ見ても泣ける。泣きたい時はシルト・メーチさんの小説を読むのが私の習慣になっています。 (7月13日 18時) (レス) @page29 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
U - また見に来ました、久しぶりに泣けました。よくこんな素晴らしいものをかけると尊敬します。過去のもので申し訳ないです (7月4日 21時) (レス) @page29 id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月16日 21時
