157 ページ23
貴方side
神は言いました。
絶望はいずれ希望に転ずると。
神は言いました。
時は逆には進まない、と。
果たして、本当にそうであるのか。
否。否である。
貴:やぁ、いい天気ですね！
★:？そう、ですね。
貴:君、こんなところで何してるんですか？
ここは寂れた町外れの教会。ここが、こいつが敵国に情報を垂れ流していた場所。
こんなところ、誰も来ませんからね。まったく、いいところを見つけたものですよ。
★:、、、何が言いたいんです？
貴:では、単刀直入に言います。本性表せ、このエイリアンが。
奥にあるステンドグラスの下に置かれた鏡に映る私の姿、その瞳は薄黄緑に発光している
その瞳こそ、未来を変えている証拠。
目の前のこいつが、あのスパイである証拠。
★:へぇ、、、祖国までバレてましたか。なにやら不思議な気配がするなーとは、思ってましたけど。
成る程、貴方が例の未来人さんですか。その様子だと、僕をどうしても殺したいらしいですね！
貴:もちろん。その為だけに私はここに来たんですからね。早く死ね。
地面を軽く蹴って、勢いよくサーベルを抜いて、鞘は捨てた
剣と剣が競り合う音が聞こえる。私のこの剣と競り合えるなんて、ね
貴:その剣、うちのじゃないですね？憎きエイリアンどもの剣だ。
★:イヒヒッwあ た り w
貴:っ、化け物め！！！
★:それはこっちのセリフさ。時なんか超えて、その重症の体どうやって動かしてんです？？
どっちがバケモノ？そう言いたいような瞳をしながら目の前の奴は笑った
ゾッと背筋が冷えた。今のは殺気じゃない、こいつは、純粋に楽しんでるんだ。
貴:どうでもいい。貴様さえ消せば、あのクソエイリアンどもに負けることなんかない。
みんなは、あんな真っ赤な光景見なくて済む。お前さえ壊せばいい話。
どっちがバケモノかなんて、興味ないな。
距離をとって、そっと刃に手を当てた。読めない文字の意味を最近知った
『共に時を駆ける、愛しき友人へ心を込めて』
教えてもらったんです。教授にね。これなんて読むんです？って
本当に気恥ずかしい言葉ですね。でも、とっても、、、とっても、嬉しい、言葉です。
★:ヒヒッwwバケモノになったせいで、心を落として来たんだね。可哀想にwww
貴:その話し方、お国柄なんですかね。そうだとしたら、笑うしかないな。
★:我々は、楽しく、殺戮をするのが、使命なのさ。神は我らにそれを望んだのさ！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1466人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろねこ - 号泣案件(´；ω；｀)ｳｯ… (2月9日 0時) (
レス) @page28 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後の終わり方、めっちゃ感動しました。いい作品をありがとう！ (1月2日 19時) (レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣しました…。全ての話で泣いてたので身体の水分無くなりました…(割とガチ)実の所言うと、泣くのは分かりきってたので感動系の音楽聴きながら読んでたらタイミング良く盛り上がるのでそれで涙が溢れるっていう…でもあなた様の小説を最大限楽しませて貰いました (8月12日 2時) (レス) @page29 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - いつ見ても泣ける。泣きたい時はシルト・メーチさんの小説を読むのが私の習慣になっています。 (7月13日 18時) (レス) @page29 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
U - また見に来ました、久しぶりに泣けました。よくこんな素晴らしいものをかけると尊敬します。過去のもので申し訳ないです (7月4日 21時) (レス) @page29 id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月16日 21時
