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貴方side
『Aさーん！！！どこですかーーーー！！！』
その声が、私の考えを全て吹き飛ばしてくれた。あぁ、よかった
本当に良かった
貴女が生きていてくれて、本当に良かった。私が死ぬのは構わない
けれど、貴女はダメなんです。だって、教授に泣いて欲しくないから
貴女はエミさんの後悔だったから。
でも今、それは消えた。跡形もなく、綺麗さっぱりと、消え失せた
ここまでよく頑張った、私。
これで、大きな事件は終わり。
残すはあの未来のクソスパイ野郎だけ！！
奴はレインと皆さんが何とかしてくれる。皆さんには遺書を残しておいたから、協力してくださるはず
遺書は、私が死んだら開くよくにセッティングした引き出しに入っている
そこまで詳しくは書いてませんけど、皆さんのことですから、対応はしてくださるはず！
だって、私たち
友達ですからね！
『Aーーーーっ！！！』
はい、なんですか？
『どこにおんねん！！』
さぁ？私にもさっぱりです。
『いかんとってって言ったやん！！』
それについてはごめんなさいって言いましたよ。
『あんた、ほんと頼るってこと知りませんよね！』
それは、、、すみません。
『A』
『返事をしろ』
低い声が、インカム越しにすぐそばに聞こえた。命令ですか？それ。
貴:は、、い、、。
うわ、情けない。酷く掠れた声が、喉を通り抜けて、空気中に消えた。
誰にも聞こえない、悲しい独り言
そう、思ったその時
『今、誰か、、、はいって、言った？？』
小さな、掠れた私の声を小さな彼は聞き逃さなかった。正直びっくりでした。
『、、、A？Aなん？せやったらもっかい返事して！』
シィンと向こう側が静かになったので、すうっと息を吸い込んで、声を出す
貴:ロボ、ロ、、さん。
『A！！よか、よかったっ！今すぐ助けたるからな！！待っててや！！』
優しいロボロの声が、私の鼓膜を揺らした。彼の「待ってて」が、嬉しくて
あぁ、死にたくないなぁ
いつだって、俺はみんなと生きたい。置いて逝きたくなし、置いて逝かれたくもない。
死にたくないし、死んで欲しくないんです
わがままでごめんなさい
でも、本当にそう思ってるんです。
そう思ってたんです。
置いて逝かれる寂しさを知っているのに
置いて逝かれる絶望を知っているのに
彼の気持ちが
今、やっとわかったんです。
トントン
置いて逝くって
悔しいな
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くろねこ - 号泣案件(´；ω；｀)ｳｯ… (2月9日 0時) (
レス) @page28 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後の終わり方、めっちゃ感動しました。いい作品をありがとう！ (1月2日 19時) (レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣しました…。全ての話で泣いてたので身体の水分無くなりました…(割とガチ)実の所言うと、泣くのは分かりきってたので感動系の音楽聴きながら読んでたらタイミング良く盛り上がるのでそれで涙が溢れるっていう…でもあなた様の小説を最大限楽しませて貰いました (8月12日 2時) (レス) @page29 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - いつ見ても泣ける。泣きたい時はシルト・メーチさんの小説を読むのが私の習慣になっています。 (7月13日 18時) (レス) @page29 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
U - また見に来ました、久しぶりに泣けました。よくこんな素晴らしいものをかけると尊敬します。過去のもので申し訳ないです (7月4日 21時) (レス) @page29 id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月16日 21時
