第33話 ページ35
貴方side
我が総統様は言った
負けさえ知らなければ恥もないと
我が総統様は言った
自身さえ生きていれば勝ちだと
前世ではそう言われて生きてきた
だから今世でも、そうしようと、思っていた
けれど最近
此処で笑うアイツをみて思う
俺は
間違っていたのだろうか、と
ピッとインカムの電源を落として
ふーっと一息ついて前を向く
秋:A？
貴:なんだ。
秋:なに焦ってんの？
貴:焦っている？俺が？なんのことだ。
秋瀬の言葉の意味がわからず思ったことをそのまま言葉にして返せば
秋瀬はなぜか少し悲しそうな顔をしながら、なんでもないと返してきた
なんなのだ、と思いながらも考えこんでしまっていたのは確かなので反省することとする
貴:いくぞ。
秋:あーい。
索敵を再開して数分後、動き回っていたら隊長とばったり出くわした
ひ:二人ともまだ生きてたんだ。さすがw
貴:そうそう死にません、有能ですので。
秋:流石Aw言い切ったwww
貴:事実、最後まで生き残っているのだから間違いないだろう。
ひ:その自信の持ち方は間違ってないw因みにスパイは処理したよ。あとコネシマ食った。
貴:流石です。
残り時間はあと7分。あと2分でやり返しができるようになるため、相手も攻めてくる
あと残っているのはゾム隊長、ショッピ隊長、トントンのはずだ
3人とも手強い相手だ。最後まで隊長を守り抜かなければ、いざとなれば壁になる
不意に気配を感じた
この気配はショッピ隊長の気配だ。後ろから近づいてきている
秋瀬も感じ取った、いや、感じ取っていたようでまるで壁に溶けるように気配がスッと消える
ひ:秋瀬？
と隊長が声をかけようとした所で俺も同じようにスッと気配を全力で消す
今世で初めて本気で気配を消した
ひ:え、A？？
隊長に名を呼ばれるが返事はせず、静かに音もなく行動し、後ろを取ろうと動く
そして出会った
赤いマフラーを揺らす男
貴:こんにちは、トントン書記長様。
ト:えらい好戦的な子がおるってのは聞いとったけど、君のことやったかぁw
にっこり笑って剣を構えるトントンに俺もあの日と同じように剣を構える
ゾクゾクと足から頭にかけてなにかが走っていく感覚が心地よい
ようやっとやりあえる！！と前に踏み込もうとした所でトントンが言った
ト:すまん、抜けるわ。
貴:、、、は？
トントンは何やら用事ができたとのことで訓練室を出て行った
なぜかとても、悔しかった
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜！！！震えが止まりません！ (2022年2月4日 17時) (
レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます！体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です！作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え､､､好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月1日 22時
