第19話 ページ21
貴方side
午後の訓練も終わり、食堂でご飯を食べ終え自室に戻り日記を書いていたら
部屋の扉がノックされた
貴:なんだ秋瀬。
秋:トン吉が泣き出してさ〜。多分お前に会いたいんだと思うんだよな。はいっていー？
貴:あぁ。
パタン、と日記を閉じて鍵をして引き出しに直しながら返事をすれば開くドア
トン吉が秋瀬の腕の中から飛び出して、とてとてと近寄り俺の膝の上に飛び乗った
秋:今日はお前の部屋で寝かしてやってくんね？
貴:わかった。どうした、秋瀬には飽きたか？
秋:若干ありえるなw
ケラケラ笑いながらよしよしとトン吉の頭を撫でて、早々に部屋を後にしようとした秋瀬
その背を見送り、秋瀬がドアを閉めた瞬間、トン吉がぶーぶーと泣き始めた
その声が聞こえたのか、秋瀬が戻って来てドアを開けると泣き止むトン吉
秋:あー、もしかしてトン吉さぁ、、w
貴:どうやら俺達セットがいいらしいな。
秋:だよなぁwでもどーすんだよ、ここ一人ならまぁいけるけど、二人は狭いだろ？
男二人が同じベッドで並んで寝るのもむさ苦しいだろうしなぁwwあ、俺が布団持ってきて床に敷くか！
そう言って布団を持ってこようとする秋瀬の腕を掴んで引き止める
貴:やめておけ、汚くなるぞ。
秋:じゃあどうすんだよ。
貴:横で寝たらいいだろう。むさ苦しかろうがなんだろうが、バディを床で寝させるよりましだ。
秋:そ、そう？
貴:あぁ。そろそろ風呂だしさっさと入って寝るぞ。
そもそもなんでミニ豚のために俺たちがこうまでしてやらないといけないのか、と問われれば
夜泣きがすごいからだ
壁がまぁ薄いから、ミニ豚の夜泣きはよく響いてしまう。だからである
風呂もトン吉を連れて入るのでいつも最後になってしまう。まぁそれはどうでもいいがな
ささっと風呂に入って、部屋に戻ってきて先に秋瀬とトン吉をベットに押し込んだ
秋瀬は何も言わない、俺が何をするのかもうわかっているからだ
出来るだけ壁際まで寄って、よしよしとトン吉を寝かしつける
貴:慣れたものだな。
秋:いや、ほんとにw
貴:これではまるで軍人というより飼育係だな。
秋:だなwでも、癒しになって俺はいいぜw
貴:そこは俺も否定しない。
秋:ははw先寝るわ、おやすみ〜。
そう言って秋瀬が瞼をおろした
その光景を、しばらくじっと見つめてから、日記を取り出しペンを持って
俺はこう書いた
「あいつの眠っている顔を見ていると
何故か
心臓がひんやりするのだ」
と
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜！！！震えが止まりません！ (2022年2月4日 17時) (
レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます！体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です！作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え､､､好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月1日 22時
