第14話 ページ16
貴方side
時を飛ばして一週間
あいも変わらずトン吉を頭の上に乗せるか首に担ぐように乗っけるか抱き上げるかして連れ回している
そのため、自然と周りから「ミニ豚コンビ」と呼ばれるようになった
ふざけた名前で呼んでいる暇があるならさっさと鍛えて少しでもマシな軍人になれ、と思う
今日も今日とて訓練室で訓練をしているのだが、、、合同訓練なのはいいのだが
隣のチワワがとてもうるさい
コ:よし！！そうそう！！そこをそうや！！！ええぞー！！もっとしゅっ！と！！しゅっ、とや！！
などと意味不明な言語を話しており、俺にはあまり理解できそうにないのだが
あそこの部隊の人間はちゃんと伝わっているようなので、慣れとは恐ろしい物だと思う
ひ:まぁ見てわかると思うけど「そこや！！よし！！」なんだよね、んで、ちょっと「あかん！！それはあかんぞお前！！」んだけど。
聞こえない。隊長の声が隣のコネシマ隊長の声にかき消されて聞こえない
ひ:取り敢えず最初は「あっかん！！」で、そのあと少し走って「うんうん！！」ね。
秋:聞こえねぇwww
貴:笑い事か。
秋:いやw笑うだろこんなのwww
貴:そうだな。ちょっと黙らせるか。
秋:え？
秋瀬の惚けた声をよそに俺は持っていたビニールシートをコネシマ隊長の顔面に向かってぶん投げた
高速で飛んで行ったビニールシートはコネシマ隊長の顔面を綺麗に捉え
バァアンッ！！と大きな音をたててぶち当たった
コ:いっ！？！？な、誰や！？
コネシマ隊長の言葉に全員が俺をみるが俺はしれっとトン吉を撫でる
秋瀬は笑いを堪えるので精一杯なようで回り回って真顔になっている
ひ:今の、A？
貴:はい、そうですが？コネシマ隊長のお声がうるさ過ぎて隊長の声が全く聞こえなかったので
声は聞こえないだろうと判断し、少々手荒ですが黙っていただきました。なにか問題でも？
コ:お前、めっちゃびっくりしたぞ、、、。
貴:コネシマ隊長、うるさいです。合同訓練で他の部隊も近くにいるのですから、
少しは配慮していただかないと。隊長に大声を出させるわけにもいきませんし。
ねぇ？とにっこり笑ったら耐えきれなくなったのか秋瀬がぶっと吹き出したので腹を殴った
床にどさりと倒れた秋瀬を無視して、トン吉を頭に乗せて隊長に向き直る
貴:隊長。もう一度だけ説明をお願いします。
ひ:あ、う、うん。わかった。
ーーー
部下達は思った
こいつやべぇ、と
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜！！！震えが止まりません！ (2022年2月4日 17時) (
レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます！体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です！作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え､､､好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月1日 22時
