【wrwrd!】未来人な彼と我々だ！II【男主】

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貴方side

ひ:あれ？料理長さんいなくない？

貴:ほんとですね。、、、どうします？

ひ:めんどくさいけど、作ろっか。Aって、料理できる人？

貴:書記長様の次、大先生の少し上、くらいはできますかね。

ひ:まじで？！A、ご飯任せた！


ひとらんがなんだかとても頼りにしている！という顔で見てくるので少しくすぐったい


貴:鶏肉、、卵、、、お米はありますかね？

ひ:あるよ。

貴:なら、親子丼作りましょうか。

ひ:親子丼！！？？作れんの！！？？

貴:ひとらんが作れるようになって、って言ったんじゃないですか、ってそれは未来の話でしたね


つい普通に受け答えしてしまって、途中でハッとして苦笑いした


ひ:俺が言ったんだw

貴:えぇ、その他にも色々。東洋の料理を教えていただきましたし、調べもしましたよ。

ひ:ここにいる間は、作ってくれる？

貴:はい、もちろん。元々は皆さんのために備えた知識ですから。

ひ:ありがとう、A。

貴:？はい。


突然ふわりと微笑んで笑い、お礼を口にした彼を不思議に思いながら返事をした


ーー(食事シーンはありません☆)ーー


食べ終わって洗い物しているひとらんの後ろで、クッキーを作る私。


ひ:背後からめっちゃいい匂いすんだけどw

貴:クッキー焼いてますので。

ひ:え！？くれる？

貴:もちろん。全員分ありますよ。

ひ:流石、流石Aだね、ほんと有能。

貴:ふふ、ありがとうございますw


はい、とできたてのクッキーを洗い物をしていて両手の使えないひとらんの口に放り込んだ


ひ:うっま！！！

貴:しぃー！！もう11時なんですから、静かにしないとダメですよひとらん。

ひ:うん、そうなんだけどね、ほんと美味しい。たまに大ちゃんが作るクッキー並みに美味しい。

貴:彼とは未来では一緒にここに立つことが多かったんですよ、味が似てるのはそのせいですかね。

ひ:へぇ〜、いいね。仲、よかったんだ。

貴:はい、とても。


とても仲は良かったんですよ、彼は元から無情で、無関心に見えて、優しい人でしたから


全てのクッキーを焼き終えて、袋に入れ終えて、白いリボンのクッキーをひとらんに渡した


貴:はい、どうぞ！

ひ:ありがとう！！それ、どうするの？

貴:今から配りに行きます。こっそりと！

ひ:コネちゃんとか多分もう寝てるよ？

貴:知ってますよ、大丈夫です。私、全員の部屋にこっそり入り込めますので。

ひ:なにそれやばいw


二人で笑いながら食堂を出た瞬間

私は気配を消した

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