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貴方side
貴:ロボロさん!
ロ:こっち来て!大丈夫、すぐみんなくる!!
そう私に向かって叫んでこちらに手を伸ばしてくるロボロ
細い腕だ、けれど、掴まれた手はさなれることを知らぬほど強く握られた
手を引かれる、体が彼の方へ向くが、私の体が彼の方へ行くことはなかった
鋭い殺気、咄嗟に振りほどいた腕があった場所に鋭い一撃が通り過ぎる
「ぐがぁぁぁぁぁ!!!」
大音量で叫んだ獣は、ロボロには目もくれず、私を睨み見る
ターゲットは私か
貴:成る程、私を狙ってのご来場本当にありがとうございます。
私としては嬉しい限りです、なんたって、、、仲間を傷つけた相手が、、、
己から切り刻まれに来たのですから。
鞘から剣を抜くことはせず、思いっきり振りかぶって殴りかかる
ですが、相手はさすがというべきか、ものすごい速さで私の攻撃を避けた
貴:ん〜、おしぃw
レ:Aさん!動いちゃだめですって!!
ロ:いや、全然効いてないっぽいわ、、、うん、せやねん。せやからはよ来て!!急いで!
ロボロがインカムに向かって怒鳴っているのを聞きながら、荒らされて行く部屋の中を動き回る
レインが加勢してくれますが、残念ながら無視されてますね
攻防を始めてどれほどだったのか、体感時間は長く感じましたが
多分、それほど経ってはいないであろう時、やっとコネシマが入ってきました
コ:A!!!生きとるか!?
貴:ええもちろん、おっと、、、そろそろ、しんどくなってきましたがまだ生きてますね。
そう私がコネシマに返答したそのとき、私の真後ろから声が聞こえた
それは、普段であれば、考えられないほど、怒っているような、そんな低い声だった
し:よくも、俺の場所荒らしてくれたね。
ガチャリ、と銃を構えた音が聞こえた
そっと後ろから伸びてきた優しい片手が、私を優しく抱き寄せた
し:この人が誰かわかってる?この人はね、俺の大事な仲間で、俺が助けるべき怪我人だよ。
冷たい
いつも暖かい、陽だまりのような彼から発せられる冷水より冷たい殺気
人狼が、完全に動かなくなった。
否、動けなくなったのでしょう、これほどの殺気を当てられて、動ける方がおかしい
し:死にたくなかったら、、、さっさと帰ってくれる?
彼が手に持っているハンドガンの引き金にゆっくり指を添えた
普通のハンドガンに見えますが、改造されているのはなんとなくわかりました
しんさんやばい。
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ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時