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貴方side
お腹が痛い、しんさんによると、私のお腹は綺麗に一直線に切り裂かれていたそうで、、、
当時はアドレナリンが多く出ていたため、わからなかったのだろう、と言われました
痛みの度を表現するなら、腹筋が広範囲にわたって筋肉痛になってる感じですかね
しんさんが鎮痛剤を打ってくれているので、今はそこまで痛くありません
ライトを構えるようにもって、音が鳴らないように廊下を歩く
とても、静かだ
この時間、幹部のほとんどは寝ている、起きているのは少数の人間だけだ
その少数の人間のなかで、私のそばにいてくれるのは、ゾムくらいでしょう
そのゾムが、私が目覚める前に姿を消したつまり、何かが起きた、ということでは?
私の知りうる可能性を考えて、出てくる答えは一つだけ
βのスパイ君が動いたのでしょう、なら目指す場所は必然と総統室
早歩きで総統室に向かえば、途中、倒れているコネシマ隊の隊員を見かけた
命に別状はなかったので、申し訳無かったのですか、そのままにしてきました
倒れていた兵士は結構多かった、一人でここまでするとは、、、と感心する
まぁ、我が軍にスパイとして入ってくるほどですから、弱いわけないのですが。
そこまで考えて、私は、あぁ、勿体ない。と思いました。
βの彼は、私のいた未来では、捕まって牢屋へ行き、そのあと死んだはず。
あぁ、でも、勿体ないなぁ。こんなに有能な人間を殺すなんて、、、。
欲しい
いつしか、私も我らが総統様と共に行動するようになってから、拾い癖でもつきましたかね?
総統室前に着き、ノックをしてから中に入れば、ゾムとグルッペンがいた
ゾ:A!
グ:Aか、どうした?
貴:未来を、変えに来ました。
腰のベルトにはめたナイフを素早く出して、グルッペンに迫る気配を捕まえた
襟首をつかんで投げたもかかわらず、襲撃者は難なく床に着地した
ひゅー、と口笛を吹きたくなる程の身体能力の高さだ、いいですね〜。
尚のこと欲しくなりました
貴:こんにちは、スパイ君。我らが総統様にこんな夜中にご挨拶ですか?
?:っ!いつから、、、!
貴:最初からです。食堂でお会いしましたよね?大切なものはちゃんと直さないから取られるんですよ?
?:!!お前が、、、!
ゾムがスパイ君に向かって殺気を向けた、と同時に動いた彼を素早くねじ伏せて
首元にナイフを当てて、私は口を開いた
貴:貴方、私の部下になりませんか?
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ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時