49. ページ5
貴方side
どかん！！
そんな効果音がぴったりなくらいの音が至近距離で鳴り響いた
私の状態は、と問われれば、そこまで負傷してはいませんでした
あの一瞬で、よく動けたものだと思いましたよ、全く、ヒヤヒヤしました。
何をしたのか、と問われれば、答えるのは簡単だったりします
素直に逃げたのです。
私の襟首をつかんでいた男の腕を斬り落とし、男の体を蹴り飛ばすと同時に後ろに飛び退いただけ
反射神経と条件反射がものを言った芸当でしたね
貴:ふぅ、いやぁ、危なかった、危なかった。吹き飛ぶところでしたね。
ひ:死んだと思ったんだけど！？
貴:ひとらんらんさん、いつの間に戻ってこられたのですか？
ひ:さっき、てか、呼び捨てでいいって。怪我とかしてない？
貴:ご心配なく、元から傷だらけですので。
ひ:そうだったね、何してんのこの怪我人。
あたりを見れば、いつのまにか頭の無いモノが沢山転がっていた
貴:随分やりましたね。
ひ:急いでたから。
貴:？どこか行くのですか？
ひ:、、、Aって、ほんと大事なとことか、肝心なとこ、残念なくらい抜けてるよね。
ひとらんらんの言っていることがわからなくて、え？と返せば笑われた
彼の笑顔は、私の見慣れた笑顔だった
貴:捕虜は取らなくてよかったのですか？
ひ:うん。残党はやってもいいって、グルッペンからのお達しだから。
貴:なら遠慮はありませんね、全員殴り倒しましょう。大尉は特に。
ひ:大尉って、シャオロン殴ったやつ？ほんとに殴って歩いてたって、大ちゃんから聞いたけどほんと？
貴:そう言う約束でしたので。傷が開いても殴り続けてやりました。
ひ:傷が開いたら帰ってきなよ。しんぺい神すっごい怒ってたじゃん。
ひとらんらんの言葉で、彼の怒りモードの笑顔を思い出して寒気がした
逃げなきゃ(必死
貴:彼の添い寝は1d100ですよ。耐えられる自信がありません。
ひ:多分俺も無理だし、そんなことになったら俺は自室にかえる。
貴:それ、未来の貴方も言ってましたし、本当にそうしたことありますよ。凄い勢いで部屋に飛び込んでました。
ひ:やるじゃん俺。
貴:そのあと引きずり出されてました。
ひ:それ聞きたくなかった。
二人で吹き出すように笑って、お互いの獲物を鞘に納める
喋っている間、増えた残党を始末していたので「少し疲れたね」と話し合った
さぁ、今度こそ帰りましょうか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 838人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハト - パスワード解除ありがとうございます！いまきがつきました！あした見ます！ (2021年3月17日 21時) (
レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます！ (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね！（←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです！！続々編楽しみに待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年5月15日 0時
