第140話 ページ5
貴方side
夕方、内ゲバでボロボロになっていた訓練室を見にいくと綺麗に片付けられていた
内ゲバで壊し慣れているからか、片付けるのもお手の物らしい、腹が立つ
今日一日ため息を吐いてばかりだ、と思いつつ、静かに息を吐くと背後から声をかけられた
オ:やっぱここおったんや。
貴:外交官様。
オ:名前でええってゆうたやろ？
貴:、、、オスマン様。なにか御用でしょうか。
オ:トントンに用あんねんけど、この後トントン空いてる？
貴:えぇ、大丈夫かと。
オ:そかそか、トントンのことは君に聞いた方が早いからな。ほな、書記長室までついてきてくれる？
貴:はい。
前をゆく外交官の背中を見ながら、少し不思議な感覚に襲われる
この人の背中は、総統閣下と違って重さがないのだが、だからといって軽いわけではない
いや、どちらかと言えば軽いオーラを纏っているのだが、外交になると重たくなるのだ
ようはスイッチの切り替えが上手い。という話になるのだが
人によって、背中で魅せるものが違うのは前世から知っていたが、今世ほど沢山の背中は見なかった
俺は後ろを行くのではなく
一人で前を行く人間だったから
振り向いた先に誰もいないのは、実は少し寂しかったのを覚えている
なんて、今更思い出しても仕方ない
そう思い前を見直すと、いつのまにか外交官様が振り向いていて、少し驚く
貴:なにか？
オ:いや、気配消すん上手いなぁって。
貴:あぁ無意識で、、申し訳ありません。
オ:いや、ええよ。でもちょっと寂しかったからー、はい。これで許したるわ！
ぎゅっ、と握られた手に、は？と声には出さずとも顔に出してしまう俺を見て、外交官様は笑う
オ:そんな顔せんでもええやんwwwほらほら、さっさと行くで！！
貴:はぁ、、、了解です。
こうなったらこの人はとことん話を聞いてくれないので、諦める方が早い
グイグイと腕を掴まれるまま廊下を歩いていれば秋瀬とすれ違った
秋瀬は俺を見て堪えきれなかったのか途中から吹き出して笑ったので、後で覚えていろよ、とにらめば
オ:丁度良かった、秋瀬も来て〜。
と手を握られ俺と同じ状況になったので、全力で鼻で笑ってやった
その後
書記長室に俺と秋瀬を引き連れてやってきた外交官様を見て驚くトントンに、外交官様は言った
オ:例のパーティー、ちょっと厄介なことになってもうたでトントン。
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岩(プロフ) - また我々国的なの作っては前と同じようにわちゃわちゃして、前とは違って長生きするんだろ…？んで流れ星とかで犠牲になった先輩方も記憶はないけどおるんやろ…？？ハピエンはやっぱりええですね！！ありがとうございます！！！ (4月29日 13時) (
レス) @page43 id: e3eeef0015 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ????(プロフ) - あっ何だ神か…涙がどバッタはなっはっは！！…………ありがとうございます(土下座) (2月20日 21時) (レス) @page43 id: 265c011d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後めっちゃ泣けました。ハピエン最高‼作者さんいい作品の提供ありがとうございます！ (1月3日 11時) (レス) @page43 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - ワーホリってどういう意味か誰か知ってたりしませんか！！トントンがワーホリってどういう意味なのか誰か教えてくださいませんか！ (12月20日 14時) (レス) @page43 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
U - やばい、終始涙で文字が読めなかった...他の皆さんの言葉を借りることにもなるけど主人公の心情の動きに私の心もつられてしまう...(ꈨຶꈨຶ) (8月31日 1時) (レス) id: 22e7845591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年6月10日 21時
