第136話 ページ1
貴方side
補佐官が亡くなって
その座に座るのは必然と俺だろうと話しになっていたが、俺はそれを蹴った
いや、正しく言えば保留にした
「まだあの人にとどいていません」と言った時のトントンの顔はまぁ傑作なほど驚いたが
あいつはそれを酷く簡単に受け入れた
月日は流れ、入軍して約二年が過ぎた頃。トントンは前世を超えるほど強くなっていた
元が良いのだから磨けば鋭くなることなど分かっていたが、謎に腹が立った
あと最近、ふとした時ある事を言われるようになった
それは、初めて亡くなった補佐官の墓参りをしに行ったあの暗い雨の日に言われた言葉
「A。軍に入る前、どっかで会ったことない？」
毎度毎度「ない」と答えているのにしつこいものだと思うほど聞いてくる
だってほら、今も
ト:なぁ、A。ワイらほんまにどっかで
貴:ない。うざい。仕事しろ。
ト:ほんま辛辣に拍車かかってきましたねぇww！！初めの頃は敬語使ってて可愛かったのに、、、。
貴:部下を愛玩動物か何かと勘違いしているのか？？大丈夫か？？？
ト:愛玩動物はうけるわ。トン吉がおるから間に合っとりますー。
貴:じゃあさっさとその書類を仕上げろください。
ぺっ、と唾を飛ばしてやりたいのをぐっと堪えて参考資料を棚に直す
後ろから視線を感じて振り向けば、じぃっと俺を見つめるトントンと目が合う
貴:気持ち悪い。
ト:いやぁ、ほんま様になったなぁと思ってな。大きくなったなぁA。
貴:小官も人間ですので、成長くらいはするでしょうよ、馬鹿なのか？
ト:いちいち刺すんやめぇ。
困り顔で笑うトントンに真顔であっそう。と目で答えれば諦めたように書類に視線を落とした
だが口は開く
ト:A、そろそろ登ってきたらどうや？もうアイツと同レベルにはなったやろ。
貴:ええまぁ、追い越しはしたでしょうね。けどまだです。
ト:なんでやねんww
貴:報告が先です。
ト:！あぁ、なるほどなぁ。わかった、いつ行く？
貴:明日にでも。
ト:明日やな、よし。さっさと仕事仕上げるわ。
貴:ついて来るつもりですか。
ト:せやぁ。あかんのか？？
貴:、、、お好きにどうぞ。
たまに敬語を外しても怒られない。怒られたことがない、寧ろそっちが素なら使わなくていいと言われた
ここの幹部は皆やはり頭がおかしい
でも、そんなここが心底好きだと言っていた先輩の気持ちは、よくわかった
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岩(プロフ) - また我々国的なの作っては前と同じようにわちゃわちゃして、前とは違って長生きするんだろ…？んで流れ星とかで犠牲になった先輩方も記憶はないけどおるんやろ…？？ハピエンはやっぱりええですね！！ありがとうございます！！！ (4月29日 13時) (
レス) @page43 id: e3eeef0015 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ????(プロフ) - あっ何だ神か…涙がどバッタはなっはっは！！…………ありがとうございます(土下座) (2月20日 21時) (レス) @page43 id: 265c011d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後めっちゃ泣けました。ハピエン最高‼作者さんいい作品の提供ありがとうございます！ (1月3日 11時) (レス) @page43 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - ワーホリってどういう意味か誰か知ってたりしませんか！！トントンがワーホリってどういう意味なのか誰か教えてくださいませんか！ (12月20日 14時) (レス) @page43 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
U - やばい、終始涙で文字が読めなかった...他の皆さんの言葉を借りることにもなるけど主人公の心情の動きに私の心もつられてしまう...(ꈨຶꈨຶ) (8月31日 1時) (レス) id: 22e7845591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年6月10日 21時
