第160話 ページ25
貴方side
昨日とは打って変わって大雨が降っている中、俺とトントンは墓所に来ていた
最近墓荒らしが多くて困っている。と軍に通報が来たのだが
この墓所は我々軍の兵士が眠っている墓所なのだ
ほぼ専用と言ってもいい、身寄りのない兵士達が眠る墓所で、軍が一等大事にしている場所でもある
だからこうして手の空いている幹部が来たわけだが
まさか我々以外みんな忙しいとは思わなかった。まぁ仕方ないことではあるが
ト:今時墓荒らしとは変わっとんな。
貴:そうですね。
ト:罰当たりもええとやわ。今までで16件！？ちょっと多ないか？？
貴:そんなに墓が好きならとっとと死ねばいいと思うんですけどね。
ト:ふふwww
何がおかしいのか、クスクスと笑うトントンを睨めば苦笑を返してくる
ト:取り敢えず、対策考えなあかんな。
貴:はい。
ト:座りたいな、、、近くに座れて雨宿りできるとことかあるか？
貴:、、、あそこに使われていない教会の礼拝堂があります。
ト:ほんならそこ行こか。
貴:わかりました。
やや小走りで礼拝堂に向かい中に入るとまだ掃除はされているのか結構綺麗だった
真っ赤な絨毯に入り口から真っ直ぐ前を見るだけで目に入る綺麗なステンドグラスと女神像
扉はバタンと音を立てて閉じられた
書記長は女神像を見上げて、じっと見つめてはこんなことを言ってくる
ト:なぁ、神様っておると思うか？
貴:いいえ、小官は無神論者です。神などこの世に存在しません。
ト:Aやったらそう言うと思っ
貴:だが、前世はある。
ポツリとこぼすように出た言葉
書記長が振り返ってこちらを見た。そして少し驚いたような顔を見せた
その顔目掛けて、
待っていた書記長の剣を投げつけた
必要ないと言った書記長を無視して持ってきた剣は、前世で使っていた物と形も重さも材質さえも同じ
俺の剣も、その通りに
剣を片手で受け止めて、揺れる瞳で俺を見つめる書記長に向かって口を開いた
貴:ずっと待っていた。昔のお前に戻るのを。三年間、ずっと。
こんな新兵がいるはずないだろう、馬鹿なのか？へらへら笑うな腹が立つ
やれ補佐官だ、右腕だと。馬鹿馬鹿しいにも程がある。正直言って吐き気がする。
緩い軍とお前の脳みそも、見ていてストレスがたまる一方だ。
どこかで会った事はないか？嗚呼あるさ。今からずっと昔、前世と呼ばれる
遠すぎる過去にな
俺の言葉に、復讐相手はひどく動揺した様子でじっと俺を見つめていた
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岩(プロフ) - また我々国的なの作っては前と同じようにわちゃわちゃして、前とは違って長生きするんだろ…？んで流れ星とかで犠牲になった先輩方も記憶はないけどおるんやろ…？？ハピエンはやっぱりええですね！！ありがとうございます！！！ (4月29日 13時) (
レス) @page43 id: e3eeef0015 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ????(プロフ) - あっ何だ神か…涙がどバッタはなっはっは！！…………ありがとうございます(土下座) (2月20日 21時) (レス) @page43 id: 265c011d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最後めっちゃ泣けました。ハピエン最高‼作者さんいい作品の提供ありがとうございます！ (1月3日 11時) (レス) @page43 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - ワーホリってどういう意味か誰か知ってたりしませんか！！トントンがワーホリってどういう意味なのか誰か教えてくださいませんか！ (12月20日 14時) (レス) @page43 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
U - やばい、終始涙で文字が読めなかった...他の皆さんの言葉を借りることにもなるけど主人公の心情の動きに私の心もつられてしまう...(ꈨຶꈨຶ) (8月31日 1時) (レス) id: 22e7845591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年6月10日 21時
