第52話 ページ8
貴方side
黒傷の姿は見たことがある、でも、見たのは一度だけだったから、最初はわからなかった
けれど、今ははっきりとわかりますよ？
貴:黒傷、、、お前はひとらんらんさんの部隊の副隊長、ですよね？
黒:いやはや、お気づきになるのがお早いことでwww
ゲラゲラと笑う黒傷、彼と会ったのは俺が負傷し、ひとらんらんさんに助けてもらった時だ
意識も薄れてて、慣れない身体であったのもあり、全く気がつかなかった
それに、ひとらんらんさんから不思議な気配を感じると思うことはあったけれど
ひとらんらんさんは視える人であったから、そんなに気にしていなかった
完全に俺のミスである
貴:それで？女をわざと逃し、俺をここに呼んだ理由を聞きましょうか？
冷徹に、無慈悲に、冷たい声色で、黒傷に圧をかければ、彼はまた愉快そうに笑い
黒:俺の狙いはお前じゃなくてぇ、、、あっちwww
そっと、俺の後ろを指差した、いや、俺の後ろではない
俺の自宅だ
貴:まさかっ！！！
振り向くと同時に、此方にまで聞こえるほどの轟音が鳴り響いた
吹き上がる黒い煙と、後ろから聞こえる高笑いと、、、湧き上がる怒り
黒:ほら、君の代わりに始末してあげたよ？感謝してね？？www
貴:
黒:んー？なんか言いましたぁ？？www
ニヤニヤと笑いながら、俺に問う、聞こえなかったのでしょうか？
ならもう一度言ってあげましょう
ーーー『貴:黙れ』ーーーー
武器を抜いたのはどちらが先だったのか、ガシャンッ、という刃と刃がぶつかる
ぶつかった衝撃風で近くにあった建物が全てひび割れ崩れた
だけれど問題はない、ここは廃村、人なんて存在しないから
ギリギリと刃を押せば、相手も負けるかと押し返してくる、が、俺の方が上のようで、確実に刃を押し返していた
貴:弱いですね、お前、もしかし前より弱くなりました？
俺の言葉に黒傷はどこか余裕そうにというか、楽しそうに笑い言った
黒:ぐちゃぐちゃな敬語だなぁwww二人称が貴方、じゃなくて、お前とかwww
弱くはなってないですよー？？www俺は元からこうですから、ねw
最後の言葉に違和感を覚え、咄嗟にその場から飛び退けば、先ほど俺が立っていた場所に
黒く鈍く光る剣が刺さっていた
その剣には見覚えがあったので、考えればすぐにわかった
あの剣は、、、
俺が始末するはずだった、、、
あの彼の剣であった
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ゆき - あ…作者さんありがとうございます。(T^T) (1月4日 14時) (
レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ - 涙やばい…(´；ω；｀)ｳｯ… (12月2日 15時) (レス) @page28 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - 海老天2さん» んふふw (2022年12月5日 15時) (レス) id: 97f8f3a74e (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 白夜さん» やめて…もっと泣かせないで… (2022年12月4日 22時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - 海老天2さん» ……アフレコしながら読むともっと泣けますよ… (2022年12月4日 10時) (レス) @page28 id: 97f8f3a74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年8月25日 1時
