最終話 ページ27
貴方side
起きたら眩しいくらいの太陽光が目をくらまして、少しびっくりした
起き上がったら元から包帯だらけだった自分の体にさらに包帯が増えてて笑った
起きたら押してね、と書かれたメモを見つけ、その隣に置いてあったボタンを連打した
チリィン、となるのが楽しくて、チリンチリン鳴らしまくってたら
ダクトから降ってきたシャオロンに抱きしめられ、ゾムにボタンを取り上げられた
貴:うぐっ、いた、い、シャオロンいたい
俺を抱きしめることでキルしそうになっていたシャオロンをゾムが引き剥がし
ゾ:ボタン押しすぎwww絶対皆驚いてんでwww
って言ってきた、ゾムによるとこれは押すと幹部全員のインカムにチリィンと音がなるらしい
それも結構な音量でなるらしく、昼寝をしていたらしいゾムはものすごく驚いたそうだ
ゾムが説明し終わったと同時にバァンッ!!という音とともにドアが吹き飛び
コネシマとコネシマに抱えられて泡吹いてるエーミールが飛び込んできた
コ:A!!!起きたんか!!!!
エ:ぐふっ、、、し、しぬ
近づいてきたコネシマからさっとエーミールを奪って床に降ろせば
俺のベットに顔を埋め、俺の手を取って両手で握って
エ:マジで助かりました、ありがとぉ、、、
と言われたから、どんな運ばれ方をされてきたんだろうと少し心配になった
この後ゾクゾク俺のボタン連打によって片耳にダメージを負ったみんなが集合し
ボタン連打の件で軽く怒られ、無事を祝われた
話している途中、グルッペンが「今日は宴会するゾ!」とか言い出して
戦争にも勝ったし、俺も起きたしでめでたいんだから今ぐらいは書類の山を忘れたっていいのでは?
というエーミールの意見に大賛成した幹部達により準備は急速に行われ
起きてたった二時間程で食堂のキッチンに立ってパイを作っていた
始まった宴会はいつもよりすっごくうるさいし、グルッペンは俺ワイン飲めないのに持ってくるし
ひとらんらんが作ってくれたお粥は乱闘のすえ吹っ飛んでくでもう散々
でも楽しくて笑ったら
だれかが「愛想笑いやなくて素で笑ってる!!」と言って全員がこっち見たのは流石に驚いた
宴会の喧騒の中聞こえた「信じてくれてありがとう」という言葉に
俺は満面の笑みで「助けてくれて、ありがとう」そう呟いて作ったパイを口に含んだ
食べたパイはここのように甘くて、美味しかった
ーー殺人鬼な彼は至高の仲間を得て幸せに笑うーー
END
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ゆき - 作者さん天才!!いい作品をありがとうございます。 (1月3日 22時) (レス) @page27 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ - 天才ですか?涙腺崩壊しました、(´;ω;`)ウッ… (12月5日 6時) (レス) @page27 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
reona0521(プロフ) - 完結おめでとうございます!相変わらず一つ一つの作品のクオリティが高いねすね(褒め言葉) (2018年10月6日 20時) (レス) id: 4091e15341 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 方耳可哀想だなぁ(←其処かよ (2018年9月2日 16時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回さすがのクオリティですね!!次回作待ってます!! (2018年1月13日 14時) (レス) id: 59478b82da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年12月22日 17時