第44話 ページ46
貴方side
資料を見つけたのは入って来てから30分ほどだった頃だった
丁重にファイルに入れられた資料を読んでゆけば、死んだ隊員達の名前が全て分かった
リスト本と読み比べたかったため、少し床に座り、床に本と資料を置いて見比べた
資料では死んだのは26人、どのヒトも心臓を不自然に切り裂かれて死亡とされている
本では死んだ26人はきちんと載ってはいたけれど、死因には刃物によって切り裂かれ死亡、となっていた
確かに間違いではない、けどこの表記の仕方はおかしい
他のものと比べたら、明らかに短縮されて書かれているのがわかる
他のものは、どこが、どうなって、どうであったのか、が全て記されているにも関わらず
この26人だけは、全て短縮されて書かれている、こんなのおかしい
この本、、、この本は、上が管理しているはずだから、書き換えることなんて、そんなこと、、、
貴:そんなこと、できる、、はずが、ない、、のに、、！！
なら何故、こんなにもおかしな記し方になっているのでしょう
いや、本当はもう分かっている、これは大事どころじゃない
あの世を揺らす、大事件だ
上が、、、故意で、、裏切り者を、、、違反者を逃している！！！
貴:そんな、、、！
血の気がどんどん引いていくのかわかる、知ってしまったことに対して
今更恐怖を感じ始めた、こんなことを知ってしまった俺はいずれ、、、
冷や汗が流れて資料に落ちそうになって、拭ったその時
資料室の扉が大きく開かれた音と共に天さんことロボロさんとトントンさん、それにオスマンさんが中に入って来て
俺に一言
「「「伏せろ！！！」」」
そう言った、俺はその声にすぐに反応し、訳も分からずその場に伏せた
すると俺の真上を横切るような風の感覚と3発の銃声が聞こえた
混乱する俺だったけれど、咄嗟に後ろを見ることに成功した
そこには、、、、
ー何もいなかったー
貴:なんなんです？どうしたんですか？？一体なにが？？
わけが分からずそう問いかけるも、トントンさんに無理やり部屋から出され
本をオスマンさんに拾って返され、無言のロボロさんに腕を引っ張られながら食堂に向かって歩き始めた
この間、俺はなにが起きたのか本当に分からず、ただひたすらトントンさん達に
なにが起きたんですか？とか、一体なにが？？と問うてみたけれど
誰も答えてはくれなかった
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます！これからも頑張って下さい！！ (2019年3月5日 20時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです！これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね！自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月28日 19時
