第43話 ページ45
貴方side
俺の言葉に真面目に考え始める2人に、予知と同じようなものですよと言いながら
ほら、と白紙に見えるであろう本のページを見せて見せれば2人はちゃんと白紙に見えているようで
不思議がりながらも何とか納得してくださったので内心かなりホッとした
2人がどんな内容なのかを問いかけて来たので、俺はただ人の名前が沢山乗っているだけですよ、と答え
どんな名前があるのかと聞かれ俺はたまたま視界に入った名前を読み上げた
貴:そうですね例えば、、、ノヴァ・コールドさん、この人は男性ですね
この言葉を言った瞬間、2人はお互いの顔を見合わせ、こう言った
ゾ:それ、13年前に不審死したひとらんの部隊の人の名前やったと思うで
コ:うんうん、確か副隊長がそんな名前のやつやったと思うで
ここに来て、大当たりが来るとは、と、この時は本当に驚いた
13年前の不祥事の尻尾をようやく掴めたような、そんな気がしてならなかった
一刻も速くそれを確かめなければ、そう考えていれば何かを察したらしいゾムさんが
ゾ:資料室にでも行ったら?あそこやったらこの軍に入った奴のデータ全部あるはずやから
と言ってくださったので、俺はそうします、とだけ呟いて部屋を出ようとしたのだけれど
ゾ:資料室の部屋の鍵は大体オスマンが持っとるから、先オスマンとこ行きや!
と言われ、慌ててお礼を言ってから出て来た、そして早足でトルコの部屋へと急いだ
トルコの部屋へについたらすぐにノックをして、返事が返って来たのを確認した後
少しだけ中に入って、なにやら作業をしているらしいトルコに
貴:トルコ、少しでいいので、資料室の鍵を貸してもらえませんか?
そう、問いかけたら、トルコななぜか不機嫌そうに俺を見て
ト:オスマン
貴:え?
ト:俺の名前!オスマンやから、そう呼んで欲しいなー
なんて言って来たので、少しポカンとした後、少し苦笑してから
貴:オスマンさん、お願いします
そう言えば今度は満足そうに微笑んで、鍵を貸してくださったので
出るときにお礼を言ってから出ようとすれば、なにを調べるのかだけ聞かれたので
貴:13年前の11月、、、ここまで言えばわかるでしょう?
そうとだけ言って部屋を今度こそ出て、今度は走って資料室へ向かった
鍵を開けて入った資料室は電気をつけても薄暗く、何処か不気味だったけれど
俺は気にせず13年前の11月の資料を探し始めた
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます!これからも頑張って下さい!! (2019年3月5日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです!これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね!自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月28日 19時