第3話 ページ5
貴方side
あぁ、どうしよう、、、今は勤務中、速くあの金髪の方を追いかけないといけないのに、、、
じっと端末の画面を見つめること数秒
俺の指は、画面を軽く叩いていた
だってさ、みなさんは俺が接した人間の中で一番関わりを持ってくださった方々
たとえ俺が死神だと知らなかったとしても、大事な友達だ
たとえ俺の方が長生きで、皆さんの方が先に逝ってしまうとしても、、、
大事な、友達
だから、このまま無視するなんて、ダメだと思った、ただそれだけ
それに！少しくらいなら、離れていても上にはわからないし、大丈夫だろう！！
そう、無理やり理由をつけて画面を改めて見た
ーイギリスへー
年単位でできないとはどういうことだ？
まさか、戦争にでも巻き込まれたのか？
それならこちらでなんとかできるかもしれない
返信を待っている
ードイツよりー
貴:ドイツ、さん、、、
あぁ、これには、どう返せばいいのやら、、、俺にはちっともわかりません
確かに今は戦争の時代、戦争に巻き込まれ、兵として働くのが当たり前の時代
だからこのドイツさんの心配？はよくわかる、よくわかるけれど、、、
問題はその下の一行である
"それならこちらでなんとかできるかもしれない''
この一文、俺の考え次第ではドイツさんはまるでどこかの軍のお偉いさんに思えてしまうのだ
さて、どうしたものだろうか、これは、、、やっぱり俺にはちっともわかりません
返信を待っている、と書かれているのだから、返信した方がいいのだろうか
いや、でも今は勤務中だし、、、上にバレるとめんどくさいし、、、
なんて考えながら、俺の指は文字を打っていた
まぁ、どうせもう勤務中なのに端末開くっていうことしてしまっているし、いいか！
ドイツさんへの返信はこうだ
ードイツさんへー
さすがドイツさんですね、当たりです。
でも、ご心配なさらずとも大丈夫です！
これも俺の運命ですから。
皆様に幸福が訪れますように、、、。
ーイギリスよりー
これならやんわり断りつつ、なんとなくもう会えない雰囲気を出せているはず
本当なら仕事なんて全部投げ出して、彼らと共にゲームをしていたいけど
そればかりは、この世の決まりやらなんやらが絡んできてしまうため、叶わない
名残惜しく端末を撫でて、送信ボタンを押して金髪の方を追いかけようと歩み出した
その時
ブーッ
本日二度目になる端末からの音が鳴り響いた
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます！これからも頑張って下さい！！ (2019年3月5日 20時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです！これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね！自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月28日 19時
