第34話 ページ36
貴方side
ス:いやいやいや！行かれへんからな！？Aを置いてなんかいけるかい！！
脅:せやで、流石にこんなとこに置いていくとか無理やわ
指を指した俺にそう若干怒ったかなような表情でそう言い切った2人
そんなこと言われてもなぁ、と思っていれば、ふと帰るにはあちら側で起こして貰わなければいけないことを思い出し
貴:大丈夫ですよ、あっちに戻ったらすぐに俺を起こしてくだされば、俺も帰れますから
でも、速く起こしてくださいね？この川、あと少しで水量が増えて、流されちゃうんで
と言ったら「なんでそれを早よ言わへんねん！！」と怒られ
2人は起こせばええねんな！？と確認してきたから、驚きながらも頷けば
脅、ス:すぐ起こしたるからなんかにつかまっとれ！
なんて言いながら猛ダッシュであちら側へ走って行った
ものすごい速さで流石に俺でもかなり驚いた、そんなに速くなくても良かったんですけど、、、
なんて思いつつ、2人に言われた通り、近くにあった木につかまって待つことにした
ーーーーーーーーーー
no side
目を覚ましたゾムとコネシマが最初に見たのは慌てた様子でAを囲う仲間の姿だった
痛む身体を無理やり起こせば、2人が起きたことに気がついた仲間が2人を見て声をかけた
シ:ゾム！コネシマも起きたんか！！
ひ:かなり酷い怪我だから、起き上がらない方がいいよ？？
他のメンバーも何かを言っていたが、2人はそれどころではなかった
いつの間にか繋がれていた白くどこか儚い手があまりにも冷たかったから
すぐにAを起こそうと揺らしたり、声をかけてみるがAはピクリとも動かない
いきなりAを起こそうとした2人にトントンが「何してんねん！」と止めに入ったが
2人はその言葉を無視し、先程見た夢のような話をメンバー全員にした
気がついたら川の前にいた、何時間もメンバーを2人で待っていたけど、誰もこなかった
流石におかしいと思って、川を渡ってみようということになった
渡っている途中服を掴まれた、驚いて振り返ったらAがいて
あっちはあの世だ、何行こうとしてるんだと怒られ、帰りますよ！と言われた
元いた場所に戻ったら、Aが川から上がれなくなってしまっていた
速く帰れと言うAに置いて行けないと言ったら、帰ったらすぐに起こしてほしいと言われた
だから起こさないといけない、起こさなければAが流されてしまう
話す2人の瞳は真剣そのものだった
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます！これからも頑張って下さい！！ (2019年3月5日 20時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです！これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね！自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月28日 19時
