第31話 ページ33
貴方side
南東は戦地は大混乱していた、どうやらこちらの指揮官が怪我をしてダウンしてしまったよう
この戦争で死人は出ないとはいったものの、けが人が出ないわけがない
死なないだけであって、大怪我をしてしまうヒトも出てくるのが現実だ
脅威さんとスカさんが素早く味方兵達に指示を出していく
俺はその間、隙をついて攻撃してこようとする敵兵を気絶させていた
するとどうだろう、敵はどうやら俺を一番に始末しないといけないと考えたらしく
俺は戦車と鬼ごっこをする羽目となってしまったのです！！！
ふざけるなと言いたいところですが、一応裏切り者なわけですし
いろんな感情が混じり合って、取り敢えずあいつ殺そう的な感じになったのではと思われる
バンバンと後ろで戦車の球が地面に着弾し爆発する音が聞こえる
俺はその音の発生源を見ることもせず、猛ダッシュで逃げ続けた
逃げた先にあった戦車は砲を思いっきり薙刀で突き折り曲げて撃てないようにした
撃てなければ戦車なんて遅いただの車、乗っていた敵兵はスタコラと逃げて行った
まぁ殺すつもりもないし、逃げてくれた方が俺は助かるからいいけれど
敵前逃亡を許してくれる軍ではなだろうから、どっちにしろ逃げた先にあるのは死だ
敵兵が逃げた方向とは違う方向にまた走り出したのだけれど
そこから見た光景は多分、今後一生忘れられないのではないだろうか
崩れ切った建物の裏から砲先をのぞかせている戦車、その着弾先にいる脅威さんとスカさん
2人は戦車には気がついていないようで、かかってくる敵兵を倒していた
俺はすぐに敵は味方ごと2人を攻撃するつもりなんだと気がついて
貴:ゾムさん！！コネシマさん！！！狙われてる逃げろぉぉぉ！！！
そう叫んだ、2人は俺のこの声を聞き取ったようで、咄嗟に、といったように左右に飛んだ
次の瞬間
激しい爆発音と、ふわりと弾けて消えた肉体から飛び出す魂が見えた
貴:っ！？！？？
流石に見えた光景がえぐいやばいものだったので、一瞬引くが
すぐにハッとなり、2人を助けに走って2人の元へ向かえば
もうすでに数名の兵達が泣きながら2人を介抱しているところだった
2人は誰がどう見ても重症だ、でも、死なない、まだその時じゃない
でも、このままでは死んでしまう、2人を兵達に軍まで運ぶように指示し
ここからの最短ルートを占いその通りに帰らせ俺はその場の借りの指揮官を務め
敵を全滅させ急いで軍へ戻った
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます！これからも頑張って下さい！！ (2019年3月5日 20時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです！これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね！自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月28日 19時
