第11話 ページ13
貴方side
小さな機械を手に取り、元来た道を帰って行く脅威さんについて行けば
逃げられた、と告げられ大層驚く2人が見れてまた少し笑って、そして
脅:これも、バレとったみたいやで?落とされとったわ
と言って小さな機械をトルコに手渡した、その時の2人の顔が少し面白かった
ド:完全に逃げられた訳か、、、
オ:そうみたいやなぁ、、、ちょっとだけ舐めとったのがあかんかったな
脅:占い師なだけあって、逃げ足もそうやけど、護衛術もすごかったな
オ:ほぼ関節技が基になってたよな、、、それも達人レベルの
トルコのこの言葉に、俺はウンウンと頷いていた、だってその通りだから
俺達死神は人を殺してはいけない、''不殺生''が第一のルール
人を殺す、ということは何があろうと許されないことなのである
まぁ、寿命が尽きる一歩手前で抵抗されたりした時は例外になるのだけれど
あとは、、、
たまにいる、俺達が視える人間が襲いかかって来た時は抵抗として殺してもオーケー
まぁ、そんなことほとんど有り得ないことだけれども、、、
死神はどこかでそういったヒトから恨まれていることが稀にある
普段は霧のような体であるが、魂を刈り取るその時だけ、肉体を仮でつくる
それはヒトであったり、はたまた人形であったり、、、
これはその死神による、個体差(とでも言えばいいのか)がある
因みに俺は手だけ作って、刈り取っている、恨まれたくないしな←
ド:あいつはどこの軍に所属していると思う?
ドイツがそう言いつつ、歩き始めた、トルコと脅威さんはそれに続いて歩きつつ
オ:本人も名前じゃ出てこうへんって言ってたからなぁ
脅:結局聞けたんは名前だけやもんな
と、どこか悔しそうな表情を見せたから、そんなに俺のことが知りたかったのかと少し驚いた
ド:あいつとどこかの戦場で会う、なんてことにならなければいいが、、、
オ:その可能性は捨てきれへんな、軍におるんやったら、いずれその軍は世に自然と出てくるやろうし
脅:攻めるなら占い師を始末してから攻めるべし、って言うからなぁ
脅威さんがどこからか取り出したナイフをいじりながら言えば
ドイツもトルコも、どこか悲しそうな、嫌そうな、そんな表情を見せた
ド:まぁ、そん時が来たら、こっちに引き入れることに重きを置こう
オ:せやな、A程の人を失うのは惜しいし
脅:友達やからな
脅威さんの言葉に、うん、と頷いて少し笑った2人を見て
心が少し痛んだ
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます!これからも頑張って下さい!! (2019年3月5日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです!これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね!自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月28日 19時