第45話 ページ47
貴方side
次に測ることになったのは持久力、普通は持久走、の筈なのだけれど
貴:なにをしろって？
し:うん、だから鬼ごっこ
貴:誰と
し:幹部の皆(ただし暇な奴)やな
貴:何時間
し:日が暮れるまで
貴:今からだと日暮れまで三時間といった所だな
つまりは今から三時間、死に物狂いで幹部の奴らから逃げるわけか
ロ:ルールは簡単！俺ら幹部がAを時間内に捕まえられたら俺らの勝ち！
逆に時間内に捕まえることができへんかったら、そん時はAの勝ちや！
軍から出るんは無しで、武器使うんは軍が壊れへんくらいやったらおっけー！
武器OKにしたらこの軍事基地、半壊するんじゃないだろうか
そう思いはしたが、気にしない方向にシフトチェンジした
ここはそういう軍だ、うん。
無理やり自分を納得させたところでカウントが始まり反射的に窓から外へ出た
外と言っても軍事基地内ではあるためルール違反はしていない
俺は早速自分の匂いを消すために新品の服に高速で着替えた
あの鼻のいい狂犬二人のためだけの対策だ、だって軍用犬なんて出てこないだろう？
着替えてからは軍の至る所をブラブラと歩き回る、この軍はやたらと罠が多い
門を見ただけでも何か感じるものがある、なんというか、、、「殺してやる」っていう意思？←
もう始まって40分経った、未だに誰も俺を見つけられていないようで
軍事基地の中を高速で移動する気配がある
完全に気配を消したのは久しぶりだ、かなり前に暗殺任務に向かわされた時以来
貴:(あの時はやばかったなぁ、、、完全に挟まれて、武器の弾無し、ナイフ無し)
(無意識に自分の気配を極限まで消して、通りかかった敵兵の首ポキッと出来たのは奇跡だな)
(もうあんなのはごめんだな、暗殺任務にはあまり行きたくない)
なんてごちゃごちゃ考えていれば残りあと半分、本当に見つけられないのか？と何故かこっちが焦る始末
耳を澄ませば何故が爆発音まで聞こえてくる、もしかしてあれか、難聴か
貴:そんなわけない、よなぁ
はぁ、とため息をつきながら走り出した、向かう場所は勿論爆発源
ついた場所では案の定、喧嘩をしたらしい狂犬二人とその喧嘩に嬉々として参加する脅威の姿
貴:試験もクソもないな
そう呟くように言えば、インカムの向こうから楽しげな笑い声とともに
鬱:いや、止めはしたんやけどなぁw
ロ:無意味やったわw
という二人の声が聞こえてきて、俺は色々と諦めてまた小さくため息をついた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロ - お疲れ様です。がんばってください！！！（読み終わる前） (2021年12月19日 18時) (
レス) id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
天音 - つい最近読み出して、ここまでずっと同じ名前でやっていたら同じ名前だったからびっくりしましたwww (2021年4月5日 13時) (レス) id: b4e0578ead (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - めとめがあうー♪（真顔） (2019年3月6日 2時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
紅色狐 - 最近読んでみました(*^^*)すごくいい物語だと思います。これからもほかの作品期待してます。 (2018年10月28日 14時) (レス) id: d7846a71cd (このIDを非表示/違反報告)
チョコチップメロンパン(プロフ) - この物語がアニメ化するなら蛇は宮野真守さんが似合いそうだな (2018年10月23日 7時) (レス) id: 71d0a5c15e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月10日 22時
