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第39話 ページ41

貴方side

ここに来てから、もう何日経っただろうかと思い始めた今日


やっと喉が完全復活した、声もちゃんと出せるようになった


ので


貴:ゾム

ゾ:ん?どうしたん?A


あの時、出来なかった謝罪をしようと思う


貴:ごめん

ゾ:は?

貴:俺から言いたいことは以上だ。


え?え?と混乱するゾムに背を向けて、ひらひらと手を振りながら歩き出せば


ゾ:なんのことかよぉわからんけど、気にせんでええからなー!


という声が聞こえて来たから、小さく頷いてから、 少し笑った


俺が向かっている場所は総統室、グルッペンに治ったことの報告をしにいく


部屋前でノックして、返事を待たずに入れば、紅い瞳と目があった


ひらひらと手を振れば、グルッペンはふっと笑い、書類仕事を辞めて近づいて来た


グ:どうしたA

貴:喉が治った。

グ:おぉ!それは良かったな!

貴:声もちゃんと出る。

グ:そのようだな!!

貴:だから、ちゃんとお礼が言える。ありがとうグルッペン。


自分でも歪で汚い笑顔だとわかっているが、それでも頑張って微笑みながら言えば


グ:いや、いい。感謝しとるんはこっちもやからな、助けてもらった。俺も、仲間も。


そう言ってグルッペンはいつもより少し、本当に少しだけ、優しい笑顔をした


貴:グルッペンの笑顔は怖いのか優しいのかわからないな。

グ:怖いとは心外だなwまぁ、優しいわけでも無いがなwww

貴:ゲスいが一番合ってると思う。

グ:お前結構すぱっと物言うんやな

貴:まぁ、そうかも?

グ:なんで疑問系やねんwww


ゲラゲラと笑うグルッペンを眺めながら、少し考えてみる


今思えば、すぱっと物言うのは昔からで、よく狙撃手に「ひどい!!」って言われた気がする


グ:体調は?いいのか?

貴:いい、方だと思う。少なくともここに来る前よりはずっといい。

グ:一体どんな生活を過ごしいたのか、は、また今度聞くとしよう。

貴:ロボロに聞いてないのか?

グ:いや、聞きはしたが、どうやらお前とロボロの扱いは大幅に違ったようだからな

貴:へぇ

グ:無関心やなぁ

貴:まぁ、あの頃はそれが当たり前だったからな


少し前の軍のことを思い出しながらそういえば、グルッペンは何やら難しい顔をしていた


貴:グルッペン?どうした?

グ:いや、なんでもない。まぁなんだ、今日このあと暇なら幹部の誰かとともに街に行ってこい

貴:街に?

グ:あぁ、わかったな?

貴:わかった


たまに、グルッペンの考えることがわからない俺です

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クロ - お疲れ様です。がんばってください!!!(読み終わる前) (2021年12月19日 18時) (レス) id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
天音 - つい最近読み出して、ここまでずっと同じ名前でやっていたら同じ名前だったからびっくりしましたwww (2021年4月5日 13時) (レス) id: b4e0578ead (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - めとめがあうー♪(真顔) (2019年3月6日 2時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
紅色狐 - 最近読んでみました(*^^*)すごくいい物語だと思います。これからもほかの作品期待してます。 (2018年10月28日 14時) (レス) id: d7846a71cd (このIDを非表示/違反報告)
チョコチップメロンパン(プロフ) - この物語がアニメ化するなら蛇は宮野真守さんが似合いそうだな (2018年10月23日 7時) (レス) id: 71d0a5c15e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年9月10日 22時

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