第1話 ページ3
貴方side
そいつが来たのはいきなりだった
一人、いつもの場所で昼寝をしていた時、そいつはやって来た
「どぉも〜！！」
始めに思ったのは、こいつはアホなのか、ということだった
この軍で俺に話しかけてくるやつなんか、インカムの向こう側の人かどうかもわからない声だけ
それか、ごくごく稀に、いきなり呼び出してくる軍の幹部くらいだ
もしかしたら声をかける人間を間違えているんじゃないのか
そう思い、無視して眠り続ければ、そいつはあろうことかズカズカと近づいて来て
そっと俺の顔に乗っていた本をずらした
そして「わぁっ！！？？」そう驚いて飛び退いた、なんだ、目があっただけだろ
目があったのだから、無視するわけにもいかないと、体を起こせばそいつはショッキングピンクの瞳をこちらに向けた
嫌に綺麗な瞳だ
でもどこか変な瞳
貴:、、、なんだ
呟くようにそう言いながら本に栞を挟む、そんな俺を見ながらそいつは言った
いや
言い放ったのだ
「あ、俺、今日からAさんのバディやる事になった天音(ｱﾏﾈ)って言うねん、よろしくな〜！」
この一言を
は？と、意味が理解できずに首を傾げたままの俺に、そいつ、、、天音は笑いながら
天:あ、俺の名前漢字っていうやつでな、''天の音''って書いて''あまね''って読むんよ
なんて、言って来た、違う、そんなことが聞きたいんじゃない
そう、突っ込んでしまいそうになってしまいそうになるほど能天気で明るい奴
俺が、苦手な種類の人間だ
ニコニコと笑いながら俺を見る天音という男に、俺は告げた
貴:お前、ここ(軍)に殺されるぞ
天:は？
貴:俺と組まされるのは、そういう事だ
天:、、、どういう事？
本当にわからない、と言った様子でそう問いかえしてきた天音に答える
貴:俺は軍の邪魔者なんだよその証拠に俺はずっと一人だ、バディなんていない
他は二人一組でバディを組みその時その時でそいつらにあった部隊に入る
でも俺は違う、この意味がわかるな？俺の隣には、、、死んでもいい奴が来るんだよ
わかったら違う軍にさっさと逃げろ、命が惜しかったらな
そうとだけ言い、取り出したタバコに火をつけて近くにあった木に体を預けた
次の瞬間
俺の手からタバコが消えたと思えば、なぜかむくれた顔の天音に
天:ここは喫煙禁止やで！後、俺死なんから、いらん心配はせんでええわ
そう言われた
なんだこいつは
本当に
貴:変なのが来たもんだ
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クロ - お疲れ様です。がんばってください！！！（読み終わる前） (2021年12月19日 18時) (
レス) id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
天音 - つい最近読み出して、ここまでずっと同じ名前でやっていたら同じ名前だったからびっくりしましたwww (2021年4月5日 13時) (レス) id: b4e0578ead (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - めとめがあうー♪（真顔） (2019年3月6日 2時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
紅色狐 - 最近読んでみました(*^^*)すごくいい物語だと思います。これからもほかの作品期待してます。 (2018年10月28日 14時) (レス) id: d7846a71cd (このIDを非表示/違反報告)
チョコチップメロンパン(プロフ) - この物語がアニメ化するなら蛇は宮野真守さんが似合いそうだな (2018年10月23日 7時) (レス) id: 71d0a5c15e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月10日 22時
