第13話 ページ15
貴方side
貴:足止めくらいならしてやる、さっさと帰れ、帰って、戦争の準備をして来い
俺の生死は気にするな
振り返らず、次々とやってくる兵士たちの頭に風穴を開けながらそう言い放ち
引き止められることを億劫に思い、何か言っている2人が乗っている馬を思いっきり叩いた
馬は物凄い勢いで森を駆け抜け、少しすれば森を出られるだろうと容易に想像できた
後ろから迫り来る大隊を睨み見ながら、口角を少し上げて
貴:来い、全員地獄に叩き込んでやる
笑った
ーーーーーー
気がつけば地面に転がっていた、見た所自分の身体には擦り傷程度の怪我しかない
身体を起こし辺りを見渡せば、死体の山が彼方此方にできていた
覚えはあまりない、が、どうやら全部俺がやったらしい
持っていた武器は全て使い物にならなくなっていたので、死体からいくつか拝借する
死体の数をざっと数えるに、一大隊を殲滅したらしかった
死体の顔には恐ろしいものを見たかのような顔をしているものもあれば
何もわからず、一瞬で逝ったのだろうと思われるものもあった
死体あさりをしている途中、俺のことを散々化け物呼ばわりしていた指揮官を見つけて
なんだか腹が立って顔面を蹴ってやったら、なんだか少しスカッとした
少ししてじきに増援が来る可能性がある以上、この場にこれ以上止まるのは危険だと判断し
急いでその場を後にした
ーーーーーー
街に入る前にまた変装し、先ほどまで着ていたあの軍の軍服を隠していたリュックに押し込んだ
明日、間違いなく戦争になる、この街もただでは済まないだろう
あの我々軍に喧嘩を売ったのだ、街であった面影すら無くなるかもしれない
それに、噂によればあそこの総統は幹部に怪我をさせた軍には本気で容赦がないのだとか
今回の件でオスマンもゾムも多少なりとも怪我をしたから
総統とその他の幹部達が怒り狂うのは容易に想像できた
あぁ、やっとこの軍が終わる、やっとこの腐った軍の幹部達を皆殺しにできる
明日が楽しみで仕方ない、明日で全て終わることができる
あいつらの元へいけるんだ
俺の存在価値なぞ、もうないのだから
護るべきものも、もうないのだから
もう、いいだろ？
なぁ、天音
ーーーーーーーーーーーー
どうも！
おはこんばんにちは！
駄作者です！！
死んでません！
旅行とテストで更新できてませんでしたが
今日からまた更新しますので
よろしくお願いします！！
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クロ - お疲れ様です。がんばってください！！！（読み終わる前） (2021年12月19日 18時) (
レス) id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
天音 - つい最近読み出して、ここまでずっと同じ名前でやっていたら同じ名前だったからびっくりしましたwww (2021年4月5日 13時) (レス) id: b4e0578ead (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - めとめがあうー♪（真顔） (2019年3月6日 2時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
紅色狐 - 最近読んでみました(*^^*)すごくいい物語だと思います。これからもほかの作品期待してます。 (2018年10月28日 14時) (レス) id: d7846a71cd (このIDを非表示/違反報告)
チョコチップメロンパン(プロフ) - この物語がアニメ化するなら蛇は宮野真守さんが似合いそうだな (2018年10月23日 7時) (レス) id: 71d0a5c15e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月10日 22時
