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貴方side
風に攫われ揺れるストールに見覚えがあった
あれはいつだっただろうか、もう何年も前になると思う、、、多分
貴:お久しぶりです。
兄:、、やっぱ君か。
細められた濃紫の瞳に、懐かしさを感じる。本当に久しぶりだ
コ:なんや、知り合いなんか？
兄:俺の命の恩人さん、やな。
貴:言い過ぎですよ。少し手を貸しただけではありませんか。
兄:それでも君に助けて貰ったんは変わらんからな。その辺な謙遜癖も治ってへんな、A。
貴:自覚がないものでして。
兄:せやろなぁw
ふぅ、と吐き出されたタバコの煙に、微笑む貴方は記憶のままの貴方のようだ
我々軍の謎部隊の隊長殿
兄:ほんまにあれしてなかったん？
貴:報告なんかしてませんよ。名乗れと言わない代わりに、謎の部隊の隊長です。と名乗られたなんて。
そんな事を言えばその場で小官の首が空高く飛びはねますよ、、、。
兄:確かになぁwww
コ:そろそろなにがあったんか教えてや兄さん。
もう待てない、といった様子で隊長殿に詰め寄ったコネシマさんに隊長殿は言う
兄:途中で盗賊に囲まれたて、やばかったって報告した事あったやろ？
そこで助けてくれたんがAとその直属の部隊の子達、ってわけ。
コ:そうなんか！？A！！
ガバッ！！と駆け寄ってきたコネシマさんに肩を掴まれたので口を開く
貴:こちらとしては、元から盗賊壊滅が目的として動いておりました故、助けたつもりはありません。
逆にいい囮だな。と思っていたぐらいですから、助けた、は間違いかと。
兄:とか言ってるけど、俺らが怪我せんように全力で気ぃ回してくれとってん。
コ:そうかそうか！！兄さんを助けてくれてありがとうな！！A！！！
バシバシと背中を叩かれお礼を言われても、もう何年も前の話なのだから、気にしなくても良いのにな
貴:これといってこちらに損はありませんでしたので、礼を言われる程のことではありません。
兄:堅っ苦しいのも変わっとらんねんな。そういえば彼は？元気でやってる？
彼、と言われて、少し考えてからピンときたので、返事をする
貴:ナーシャですか。はい。まだ元気に生きておりますよ。今は共に動いております。
兄:じゃあここにおんの？
貴:いえ、今は外出しております。
兄:そうなんや。
貴:はい。
そういえばあの時ナーシャもいたな、と考えて、よく覚えていたな、と思った
記憶能力の高いお方なのだな
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ゆき - とてもいい作品でした。作者さんありがとうございます！ (3月4日 20時) (
レス) id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ - 無理だ…これは泣くよ…( ；∀；) (2月12日 9時) (レス) id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣して頭痛がァ…。ナーシャの生死ははっきりと確認されてなかったから望んではいたけど皆死んだって言ってるから…。ゔｳﾞ~~~(泣)幸せになって良かったよォ主くんんんんん…！！お疲れ様でした！！！頭いてぇ…w (7月15日 0時) (レス) @page32 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？ (7月10日 18時) (レス) @page32 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - ナーシャのキャラめっちゃ好きだーー！！ (2023年4月27日 23時) (レス) @page32 id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年3月14日 14時
