…49… ページ4
貴方side
お昼時、資料館を出て食堂へ向かっている途中
ショッピさんに声をかけられて、コネシマさんを追いかけてないなんて珍しいと思った
ショ:ちょっといっすか。
貴:はい。
ショッピさんを追いかけて、ついた場所は無人の訓練室だった
ショ:ちょっとだけでいいんで、俺の剣の型みてくれませんか。
貴:わかりました。アドバイスできることがあれば、させていただきます。
なんとなく望んでいることがわかってそう返せば、ショッピさんは少し首に手を待って行った後言った
ショ:察しが良くて助かります。
貴:いえ。これでも軍一のスコアを誇る部隊の隊長ですので。
ショ:そっすね。
ふっと笑った彼の笑みに悪い感覚はしない、どうやら素で微笑んだらしい
もっと笑えばいいのだ
そうすれば愛想がよく見えるし、面倒くさがりだと思われることもないだろうに
まぁ俺が言う権利はないがな
しばらく的に向かって剣を振るショッピさんを眺めながら考える
そして彼が止まってから声をかける
貴:ショッピさん、剣使うのやめましょう。元々使ったいた武器に戻した方がいいかと。
ショ:やっぱそっすよね。
貴:はい。前は何を使ってらっしゃったのですか？
正直、剣の扱いがどうと言うよりかは、前使っていた武器に慣れすぎている
そして前の武器の型では、剣を振るには大振りすぎる気がしてならない
俺の問いかけに、ショッピさんは少し黙ってから、答えた
ショ:バールっす。
貴:ならバールに戻しましょう。
ショ:驚かないんすか？
そうなぜか驚いた表情で俺を見つめながら言ったショッピさんに答える
貴:驚く要素がございません。そう言うものはユニーク武器と言うのですよ。
ショ:ユニーク武器、、っすか？
どうやらよくわかっていないようなので、少々説明を入れる
貴:はい。その人専用の武器です。軍から許可さえ降りれば使える、ユニーク武器。
ユニーク武器の使い手は必ずと言っていいほど軍に名を残します。そこまで驚くことでもありません。
それに、シャオロンさんもユニーク武器の使い手ではありませんか。
ショ:そっすね。
貴:はい。なので、ショッピさんもバール使いましょう。そっちの方が当たると思いますよ。
俺の言葉に、ショッピさんは少し考える様子を見せてから返してくる
ショ:ありがとうございます。クソ先輩には聞きたくなかったんで、助かりました。
また、良い笑顔で笑われて
少し嬉しく思った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき - とてもいい作品でした。作者さんありがとうございます！ (3月4日 20時) (
レス) id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ - 無理だ…これは泣くよ…( ；∀；) (2月12日 9時) (レス) id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
りと - 号泣して頭痛がァ…。ナーシャの生死ははっきりと確認されてなかったから望んではいたけど皆死んだって言ってるから…。ゔｳﾞ~~~(泣)幸せになって良かったよォ主くんんんんん…！！お疲れ様でした！！！頭いてぇ…w (7月15日 0時) (レス) @page32 id: ffe5a6a019 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 神作品をありがとう！！！！（初コメですすいません）番外編とかないですか！？ (7月10日 18時) (レス) @page32 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - ナーシャのキャラめっちゃ好きだーー！！ (2023年4月27日 23時) (レス) @page32 id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年3月14日 14時
